たくさんの男女がいるからこそ、恋愛には悩みが尽きませんよね。
好きな人が、好きになってくれればいいのに……。
そもそも、「好きになる人」を選ぶ基準ってあるのかな?
答えは、「YES」!
気になる人がどのようにして好きな人を選んでいるのか。
そして、ひと目惚れではなくても振り向かせる方法とは!?
「好きになるメカニズム」と攻略法を心理学で解説します。
・恋愛とは、自分自身を確認する作業だった!
発達心理学者のエリクソンは、人間の一生には年代によって異なる課題があると提唱しました。
青年期(11歳~19歳)は、アイデンティティ(自己同一性)の確立をする時期です。
それまでは、親や学校の先生などの大人から教わったことが正しいと思っていたけれど、「あれ? これは違うのかも?」と感じるようになり、「自分」を持ち始めます。
この時期は、「自分とは何者なのか?」というのを知るのが課題で、他人を通して自分を知ろうとします。
それは恋愛でも同じで、異性を通して自分を知ろうとします。
学生時代に外見や学力、運動神経、性格などが優れている人がモテるのは、「自分の中にもそんな魅力があったらいいな」と相手の中に自分を探しているからです。
それから、人気がある人に優しくされると、「自分には価値がある」と感じて好きになってしまうこともあります。
ただし、モテる人でないと恋愛ができないというわけではなく、アイデンティティの確認方法は他にもあります。
「優しい」や「頭の回転がいいね」というような褒め言葉は、自分を知る一番の方法です。
つまり、好きな人の長所を褒めれば、「この人と一緒にいるとアイデンティティの確認ができる」と相手が感じて、好きになってもらえる可能性もあるということです。
・大人になると興味の対象が自分から他者へと変わる
初期成年期(20歳~39歳)になると、「他者を愛することができるか?」ということが課題になります。
この時期は、好きな人から親切にされたときは、素直に「ありがとう」と受け取ってくださいね。
そうすれば、「この人は自分の愛を受け入れてくれた」とか、「喜んでくれた」と感じてもらえるからです。
すると、いつの間にか、「この人に親切にしてしまうのは、愛しているからなのかも」と思い始める……なんてこともありますよ。
初対面でいい雰囲気にならなくても、諦める必要はありません!
まずはお互いの内面を知ろうとしたり、信頼関係を築けるような行動をとることが、恋愛への近道です。
《発達心理から学ぶ好きな人をオトす攻略法》
1. 自信があるところを褒めてアイデンティティを確認させるべし!
2. 本人が気づいていない長所を褒めて、新たなアイデンティティを教えるべし!
3. 親切にされたら「ありがとう」と受け入れて、信頼関係を築くべし!
これらは、その年代だけで終わる課題ではなく、人生を通じていえることなので、好きな人ができたときは意識してみてくださいね。
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