・距離が遠いほうがよく目が合う理由


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本来、アイコンタクトはふたりの距離が遠いほうが増え、近づくと減るといわれています。
3m離れたところにいる人とアイコンタクトをする人は40%程度で、60㎝の距離の場合は20%に減ったという調査もあります。
これは、遠い場所にいる人とは言葉でのコミュニケーションができないので、アイコンタクトでタイミングを合わせたり、意思の疎通をしたりするためです。
一方、距離が近い場合は言葉でのコミュニケーションができ、相手の表情なども読み取りやすいので、しっかりと目を合わせなくてもいいということになります。
それから、目を合わせるのは好意的な場合だけでなく、「威嚇」の意味もあります。
威嚇をしているつもりはなくても、目が合っている状態が続くとその場に緊張感が生まれ、気まずい雰囲気になってしまうこともあるのです。





・自信とアイコンタクトの数は比例する!?

アイコンタクトに関するこんな実験があります。
難しいテストと簡単なテストを実験参加者に解いてもらいます。
採点後に実験者と会話をしている参加者のアイコンタクトの数を調べます。
簡単なテストで高得点だった人は、実験者との会話中にアイコンタクトが増えました。
一方、難しいテストを受けた人と、簡単なテストで点数が悪かった人は、アイコンタクトの回数が減るという結果になりました。
アイコンタクトの数が減ったのは、点数が悪かったことを批難されるかもしれないという不安からです。
この結果から、その人が自信を持っているときや気分がいいときなどは、アイコンタクトの数が増えやすいことがわかります。
好きな人と目を合わせたいときは、相手の得意分野について話したり、彼の行きつけの場所に連れていってもらったりするのがおすすめです。

・もっとふたりの距離を縮めるためには


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アイコンタクトが減ったのは、ふたりの距離が以前よりも縮まった証拠でもあります。
なので、目が合う回数にこだわらないで、さらに距離を縮めるといいですよ。
距離を縮めるなら、ドライブやカウンターで食事をするのがおすすめです。
ふたりが同じ方を向いていて、たまに目が合うくらいの姿勢なら、アイコンタクトが少なくても気にならないからです。

「目を合わせるのが苦手」という男性も多いので、目が合う回数よりも距離に注目して、ふたりの関係を進めていきましょう。





恋愛心理カウンセラー:美濃部由紀

WRITTEN BY 谷本 由紀

谷本 由紀
心理カウンセラー/マインドフルネスインストラクター 20代は恋愛心理学や占い、モテテクニックの研究...