バレンタインは好きな人にチョコレートを渡したい。
喜ばれるのは市販のチョコ? それとも手作り?
お菓子作りが得意な人はいいですが、あまりお菓子作りをしない人にとって手作りチョコはハードルが高いですよね。
だけど、手作りチョコをちょっと失敗することが、プラスに働く人もいるんです!
ただし、これはすべての女性に有効なワザだというわけではありません。
今回は、バレンタインに手作りをしたほうがいい人とそうでない人の違いについて、心理学で解説します。

・「ちょっとした失敗」が魅力になる人とは?


出典:無料素材画像 写真AC

「美人は何でも許される」と感じたことはありませんか?
だけど、周りの人から妬まれたり、少し素っ気ない態度をとっただけで「冷たい」と思われたりと、損をすることもあるのです。

心理学者のアロンソンがこんな実験をしました。
大学生のグループに2種類のラジオ番組の音声を聞かせます。
1つ目の番組は、成績が優秀な回答者が出演していて、もう片方は平均的な成績の回答者です。
実はこの2人は同一人物で、声のトーンや話すテンポなども同じなのですが、その人のプロフィールやクイズの正解数によって、優秀かどうかを大学生は判断しています。
2つの番組を聞いた後、それぞれの回答者への好意度を採点します。
さらに、それぞれの回答者がクイズに答えた後に、新品のスーツにコーヒーをこぼすなどの「ちょっとした失敗」をした様子の録音を流し、再び好意度をつけてもらいます。





・優秀な人と平均的な人、ちょっとした失敗が有効なのは?

その結果、「ちょっとした失敗」が収録されていない番組を聞いた場合は、優秀な回答者と平均的な回答者に対する好意度はほとんど変わりませんでした。
ところが、「ちょっとした失敗」を聞いた後の回答では、優秀な回答者に対する好意度が上がり、平均的な回答者への好意度がかなり下がりました。
このことから、優秀な人がちょっとした失敗をすると、プラスに転じることがわかります。

・「隙がない」と言われる人は、あえて手作りをしよう!


出典:無料素材画像 写真AC

これは、優秀で完璧だと思っていた人のおっちょこちょいな部分が、親しみやすい魅力として相手に伝わるためです。
だからといって、美人でスタイル抜群で頭が良くて……という完璧な人しか使えないテクニックだというわけではありません。

たとえば、職場の後輩男性ともっと気軽に話したいときや、「隙がない」と言われてしまう甘えベタな人は、「ちょっとした失敗」がギャップを生み、親近感を持ってもらえそうですよね。
もちろん、それ以外の人が手作りをするのはNGだというわけではありませんが、こちらもギャップがポイントです。

ちょっとした失敗をするのではなく、お菓子教室でパティシエ級のチョコを作ったり、ラッピングに凝ったりと、相手の想像をこえる能力を見せたほうがうまくいくでしょう。





恋愛心理カウンセラー:美濃部由紀

WRITTEN BY 谷本 由紀

谷本 由紀
心理カウンセラー/マインドフルネスインストラクター 20代は恋愛心理学や占い、モテテクニックの研究...