第一印象は最悪だった彼。
でも、良いところもあると知って、なんだか気になる存在に……。
ドラマや少女マンガの王道パターンにはまるなんて!
大嫌いだった人に、どんどん惹かれていくのはなぜ?
そんな始まり方の恋を経験した人もいるのではないでしょうか?
今回は、第一印象が悪かった人を好きになる心理について解説します。
・「嫌いな人」を大好きになって、「いい人」を好きにならない理由
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第一印象が悪かった人ほど、その人の良さを知ると大好きになることがあります。
一方、第一印象は良かったけれど、だからといってすごく好きになるわけではなく、「いい人止まり」という人もいますよね。
この違いは、振り幅の広さにあります。
初対面から印象が変化する様子を、心理学では「ゲインロス効果」と呼んでいます。
第一印象から良くなった場合は、「ゲイン(増える)効果」といい、悪くなった場合は「ロス(減る)効果」といいます。
つまり、最初の印象が悪い場合は、少しでも良い面を見せることによってゲイン効果を狙えるということ。
反対に、最初の印象が良い場合は、良い面を見つけてゲイン効果が働いたとしても、印象が悪いときほども急激に印象が変わるわけではありません。
それに、「第一印象は良かったのに……」とロス効果が働く場合もあります。
・それでも、第一印象は良いほうがいい!
それでは、第一印象は悪い方が恋愛に有利なのかというと、そうではありません。
最初についた印象を変えるのは難しいからです。
たとえば、「冷たい人」という第一印象を持たれると、その印象が3ヶ月から半年ほど続くといわれています。
なので、合コンや婚活パーティーなどでは、良い面をアピールする時間がなく、印象が悪いままで終わってしまいそうです。
一方、職場や趣味仲間など、定期的に会う機会があれば、相手の内面を知っていくうちに印象が変わることもあります。
第一印象が悪くなりがちな人は、身近な人を恋愛のターゲットにするのもいいかもしれません。
・獲得感を活用して、「好きになるかもしれない」と思わせる
第一印象が悪かった人と良い関係を築いていくと、「獲得感」を味わえるのも魅力のひとつです。
それに対して、最初は尽くしてくれたのに交際後に何もしてくれなくなり、「こんなはずじゃなかった」とガッカリすることを、「損失感」といいます。
なので、最初から印象が良かった人が「いい人止まり」で終わらないためには、獲得感を連想させるのがおすすめです。
人見知りをしてしまう性格なら、「今日は緊張したけど、今度はもっと楽しく話せそう」と伝えて、次に会ったときの獲得感を相手に期待させます。
また、特技をアピールするのもいいですね。
「お料理が得意で、友達を招いてホームパーティーをしている」と言えば、「親しくなったら手料理が食べられるかも」という獲得感を想像させることが、次に会う約束につながることもあります。
このように、ゲイン効果と獲得感を上手につかって、あなたの良いところをアピールしてみてくださいね。