夏が去っていくのと同時に、ひとつの恋が終わってしまった。
あんなに楽しかったはずなのに……。
そんな悲しい思いをしている人も、いるかもしれません。
夏に限らず、失恋はとてもつらいもの。
だからこそ、気持ちを切り替えて、早く立ち直りたいですよね?
今回は心理的な失恋からの立ち直り方をお伝えします。
・失恋は、緊張感から解放されることでもある
出典:ぱくたそ
恋愛をしているときは、好きな人が自分をどう思っているのか気になってしまい、緊張状態が続きます。
もちろん、ふたりでいる時間をリラックスして過ごせることもありますが、「もしかしたら別れが近いのかも……」という予感があるときは、無意識のうちに緊張してしまうものです。
人間には、自律神経という体の器官を調整する神経があります。
恋愛や仕事、失敗できないことに取り組むときなどは、「交感神経」が優位な状態です。
好きな人のことを考えると食事がのどを通らなくなったり、デートの前日に眠れなくなるのは、交感神経が優位になっているからなんです。
ただ、この状態が長く続くのは、体にかなりの負荷がかかっている状態なので、恋愛が終わることによって、ストレスから解放されるという良さがあります。
・悲しいときは涙を流そう! 泣くことでもっと幸せになれる!
好きな人との別れが悲しいときは、思いきって泣きましょう。
恋愛中は交感神経が優位だったのに対して、泣くことで副交感神経が優位に切り替わります。
つまり、泣いているうちに、心と体がリラックスしてくるんです。
また、泣くことで脳内物質のセロトニンが分泌されます。
セロトニンは、睡眠周期や体温を調節したり、イライラなどを抑えて気分を安定させたりする物質です。
セロトニンが分泌されることで、泣き終わった頃には気分がスッキリして、「また、次の恋をしよう」という意欲がわいてきます。
・「我慢していたこと」を冷静に振り返る
恋愛中は相手のことが好きだからこそ、本心が言えないことがありますよね。
「嫌われたくないから、言いたいことを我慢していた」という女性はとても多いです。
これは、男性に比べて女性の「表情認知能力」が高いからです。
表情察知能力とは、表情から相手がどんなことを感じているのか察知することをいいます。たとえば、「仕事が忙しくて疲れているみたいだから、今はわがままを言わないでおこう」というように、相手を気遣えるのです。
ただ、男性はこの能力が低く、女性が我慢していることにも気づきにくい傾向があります。
「あんなに我慢していたんだから、解放されてよかったんだ」と冷静に振り返れば、自然と気持ちが次の恋愛に向かいそうですよね。
失恋したときは、まずはいっぱい泣くこと!
そうすれば、スッキリとした気分になって、気持ちを切り替えることができますよ。