日本でもよく使用されるハーブのひとつ、ローズマリー。
「ローズマリー」という名前の由来には、「聖母マリア様の薔薇」という伝説が残っています。スッとした香りで清涼感のあるローズマリーは、心臓を強く血のめぐりを良くしてくれると言われています。
今回は心と身体を整える占星料理研究家のレシピで『無敵の太陽パワー・ローズマリーのチーズクッキー』をご紹介します。

「聖母マリア様の薔薇」伝説

日本でもよく使用されるハーブのひとつ、ローズマリー。
「ローズマリー」という名前の由来には、「聖母マリア様の薔薇」という伝説が残っています。
昔々、ローズマリーの花は白かったのだそうです。
ことの起こりは、聖母マリアが幼いイエスをかかえてエジプトへ逃れた時のこと。
ヘロデ王の追手から隠れるあいだ、マリア様はローズマリーの茂みに着ていた青いコートを投げかけました。
そのコートをどけたとき、聖母マリアの威光が、白い花を愛らしい青に変えていたというのです。その時から、ローズマリーは青い花になったという伝説です。

もうひとつ、こちらはラテン語の「ロサ・マリアヌス」(海のしずく)という由来もあります。というのも、ローズマリーは海岸でよく育つ植物だからなのですね。

身体を強くする太陽のハーブ

占星術では、ローズマリーは太陽の司るハーブ。
太陽のハーブは消毒効果があり、心臓を強く血のめぐりを良くしてくれると言われています。
ローズマリーは昔から万能の薬草とされてきただけあり、風邪や頭痛薬としてだけではなく、精油で育毛マッサージや化粧水で若さを保つ効果もあるとされてきた歴史があるのです。

古代ギリシャでは、記憶力をたかめるためにローズマリーを焚いた煙を頭にふりかけ、精油を額にこすりつけていたそうですよ。
日本のお寺には、煙を悪いところや治したいところにふりかける常香炉がありますが、考え方がなんだか似ていますね。
自然の恵みを使って願掛けをするというのは、万国共通のおまじないなのかもしれません。

香りがとても強いので、ローズマリーの茂みの上に洗濯物をひろげて干すという習慣もあるそうです。自宅でも育てやすい植物なので、プランターで育ててハンカチなどを広げてみてはいかが?

今回のレシピはそんなローズマリーを使った甘くないクッキー。
おやつにはもちろん、ワインのおつまみとしてもオススメの一品です。

それではさっそく、心と身体を整える占星料理研究家のレシピで『無敵の太陽パワー・ローズマリーのチーズクッキー』をつくってみましょう!

占星術×料理の素敵なマリアージュ
『無敵の太陽パワー・ローズマリーのチーズクッキー』

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材料:

小麦粉100g、バター50g、砂糖20g程度、塩少々、粉チーズたっぷり大さじ1~2、牛乳大さじ1~2、ローズマリーの枝10cm程度(ドライハーブの場合大さじ1程度)、お好みで黒胡椒

作り方:

常温にしたバターと砂糖、塩を白くなるまでしっかり練る。
そこにふるった小麦粉と粉チーズ、刻んだローズマリーの葉をいれて混ぜ合わせる。
(黒胡椒をいれる場合はここで)
ポロポロになってきたら様子を見ながら牛乳をほんの少しずつ加えてこねる。
生地がまとまったらOKなので入れすぎないよう注意。
筒状にしてラップに包んでから少し冷凍庫で冷やす。
5mm程度の厚さに切り、170度18~20分焼いて出来上がり。
思い立ったらすぐ出来る程度の簡単さです!是非お試しくださいね。

「占星料理研究家/月村きの」
占星術×料理を通して身体の不調を整えて病を予防したり、時にはパワーチャージや美を引き出すなんて魔法も使います!
私が提案するヘルスケアアストロロジーとは、そういった惑星の動きを個人の生まれ持ったホロスコープから読み取り、身体を知ることから始めるもの。
それが「占星料理研究家」そして竃(かまど)の魔女としてのお仕事なのです。

WRITTEN BY 月村 きの

月村 きの
占星料理研究家 &竈の魔女 月村 きの 占星術・タロットは幼い頃より身近な存在で、独学で...