■財運線はお金持ちの線ではなくその可能性の要素のひとつ
手相には「結婚線」「健康線」「旅行線」など、運勢そのものを示すかのような名前の線が多く存在します。
しかし、それらは、あればその運勢が良いという意味ではなく、その運勢の要素の一つに過ぎなかったり、別の意味であったりすることも少なくありません。
「財運線」も端的に名の付く線として有名な線でもありますが、同様に、「財運線=お金持ちになる線」とは言えないので、本来の意味を知って線の意味を強めるように活かしていくことをおすすめします。
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では、財運線とはどのような線でしょうか。
上図のように、「財運線」は小指の下に現れる縦線のことを指し、ない人もいれば何本もある人、感情線を越えて長い人など様々です。
その本来の意味について考えてみましょう!
■財運線は、社交性の強さを示し、商売運・貯蓄能力に繋がる
財運線と名前はついていますが、お金を生み出す力や仕事で成功して大金を得たり名誉・名声を得るかなどは、「太陽線」「運命線」及び、その他の基本線などを主に観て判断します。(これらの線はまた、機会を見て載せていきます)
財運線の元々の意味は、「小指」が意味する社交性や言語能力を示し、コミュニケーション能力の高い人や能弁な人は線が強く現れます。
★線は太く勢いがあって、切れや乱れのない長い線が数本ある状態が意味を強めます
本来は社交性や言語能力を示す線ですので、太くて長い線ほどその能力の高さを強めます。逆に、線が切れ切れだったり薄く細かったりすると意味を弱め、「閉鎖的」「口下手」な性格になりやすく、障害線や島ができると、人間関係でトラブルが起きやすくなることを示唆します。
細かい線が多くなると、一見、財運線が多くて良さそうですが、数本レベルが程よく意味を強くするので、多すぎると(特に細かくて細い線)、「口が災いの元で信用を失う」「能弁すぎて詐欺など人をだまして儲ける欲がでやすい」などの傾向が出てしまいます。
★「社交性⇒商才⇒財運」という流れで、お金を得やすい要素としても観る線です
社交性やコミュニケーション能力が高ければ、商売を繁栄させる力が発揮されやすく、お金も溜まる可能性が高いという意味から「財運線」という名前になったものと思われます。
一般的には、薬指の下の「太陽線」が人生の輝きを示す線として、大成する人の線、お金を生み出す力の強い「金運」線としてよく使われます。
太陽線は、努力によりお金持ちになる力を持つ人の意味合いが強いですが、財運線は社交性の高さからお金より良好な人間関係を望むので、人に使えるだけのお金があれば現れます。
つまり、財運線は、お金の量ではなくそのお金で満足いくかどうかの線なので、お金持ちでも、満足いかなければ線は出ず、社交的な生活できていれば線がしっかり出ます。
また、人付き合いを長く楽しめる人や商売を続けていける人はお金に対しても計画的な使い方が出来るため、「貯蓄線」という意味合いもあり、無理なく溜めていく力があるとも言えます。
そのため、財運線の意味を弱める線が出ている場合、先に述べた「人間関係での弊害」の他に、お金の面で言えば「切れ切れ=お金の入り方が不安定」「障害線、島がある=お金の損失、破産」「細かい線が多い=散財、浪費家」などの意味となります。
■財運線は人との関わりで大きく変化し開運を呼び込みます
財運線は、お金持ちの人が得られる線とは異なりますが、人との繋がりに感謝し、それを楽しめるような人間関係を多く作っていくと、線が太くしっかりした線になり、良い縁からお金に繋がったり、お金が溜まるような開運に繋がります。
財運線があるからといって、人との縁を怠ったり軽口で軽視していくと線が消えたり乱れたりするので、結果お金の縁も遠ざけることになります。
今の財運線の状態を見て、人との関わり合いを知って、運勢を変えていく活用術として利用していただければ幸いです。
★手相セラピスト :花岡正人