ジャックオーランタンはカブ大王?
今回の心と身体を整える占星料理研究家のレシピでは、前回のカボチャとクリームチーズの春巻きに引き続きハロウィン特集でお送りします。
さて、ハロウィンといえば今ならジャックオーランタンのカボチャ、が定番になっていますね。
でも実は、古いヨーロッパではカブが使われていたのをご存じですか?
ジャックオーランタンもカブで作られていたのです。
見た目はカボチャに比べると、ちょっと怖い感じ……。アメリカにハロウィンが伝承した際に、簡単に手に入りやすいカボチャに変化したのだそうです。
月は胃腸を表す惑星
占星術ではカブ自体がどの惑星の象徴かと書かれたものはないようなのですが、アブラナ科の野菜であるキャベツやブロッコリーが月の支配なのでその仲間ということで「月」と考えるのが妥当なところでしょう。
かつ月の野菜たちは「胃腸に優しい」という効能が特徴でもあります。
実は月という惑星そのものも人の身体に照応すると「消化を司る胃腸」を表しているのです。
星座、惑星それぞれが人の身体の部位に照応しているというのは大昔から伝えられてきたこと。
人の身体は小さな宇宙であるということですね。
これから使えるカブの栄養素
カブの旬は春とこの秋の時期。春のカブは柔らかく、秋のカブは甘いと言われています。
今回のレシピは実を利用しますが、葉っぱのほうにも栄養がたっぷり詰まっているので、捨てずに活用してみてくださいね。
実の部分には、ビタミンCや食物繊維、カリウム、アミラーゼという消化酵素が含まれています。食べ過ぎや胃もたれに良いとされていて、整腸作用もあるのでこれからの忘年会シーズンにもぴったり。
そして葉の部分には、ビタミンB2、ビタミンC、葉酸、βカロテン、鉄、カルシウムという素晴らしい栄養が詰まっているのです。
占星術×料理の素敵なマリアージュ
『魔女のサバト「Samhain(ハロウィン)」を祝う焼きカブと柿の生ハム巻』を作ってみましょう。
今回はカブに加えて旬の果物、柿を使います。
整腸作用のあるカブにプラス、柿には二日酔いに効果を発揮するアルコールデヒドゲナーゼという酵素が含まれていますので、今回のレシピはお酒のおつまみや前菜におススメです!
材料:
カブ小さいもの2個、柿4分の1程度、生ハム、オリーブオイル、黒胡椒
作り方:
カブはくし切りにして、両面軽く焼き目をつける。
柿はカブの数に合わせてスライスしておく。
生ハムの上に柿スライス、焼いたカブをのせてくるっと巻く。
皿に並べて、オリーブオイル、黒胡椒をかけたら出来上がり。
召し上がる時は豪快にひとくちでも、ナイフとフォークで切り分けてもOK!
レシピとしては非常に簡単ですが、焼いたカブの香ばしさと柿の甘味が生ハムの塩気と相まってたまらない美味しさ。とっても白ワインに合う一品です。
是非お試しくださいね。
【お知らせ!】
11月23日の文学フリマ東京会場にて、「魔女の手」というサークルで本を出す運びとなりました。
http://handderhexe.seesaa.net/
3人の魔女が集まってつくった生活の知恵本です。
月村はレシピとコラムで参加しています。
お時間ございましたら是非お手に取ってご覧ください。
詳しくは月村きのホームページにて「魔女の手特設サイト」をご覧ください。