風水では気の流れを知り、整えるために「暦」を使うことがあります。土地の気の流れを変えるには「三元九運」と呼ばれる暦がないと始まりません。
三元九運について見ていくと共に、風水と暦の関係を探っていきましょう。


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太陽暦と太陰暦、二十四節気について

今、暦として使われているものは太陽暦で太陽の周りを地球が一周するのを1年として割り出されています。その一方で昔の日本では太陰暦が使われていました。こちらは月の満ち欠けを元に判断するものであり、太陰暦では1年が354日しかないことになるため、「閏月」をおいて対処していたようです。
また太陰暦では季節が微妙にズレてしまうため、種まきや収穫の時期をハッキリとさせるために「二十四節気」というものが生まれました。これは1年を24つに分けて季節にちなんだ名前がつけられています。立春や夏至といった単語は、現在でも天気予報などで使われています。太陽暦と二十四節気を組み合わせたものを太陰太陽暦といいます。




十干・十二支・六十干支について

殷代の中国では太陽をもとにして暦を作っていました。また、当時は「太陽は10個ある」と信じられていたため、それぞれに名前がつけられています。甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)というのは、10個の太陽の呼び名なのです。そして、それぞれの太陽には性質があり、太陽の種類がその日が誕生日の人物の資質になると考えられていたのです。10日間を1つの区切りである「旬」として、「干」は旬のどの位置にあたるかを見るものなのです。
十二支については古代、神聖な星とされた木星がおおむね12年の周期で巡るため、木星の位置を示す区分としてそれぞれ名前がつけられました。日本でもおなじみの子や丑、寅といったものです。
そして十干と十二支を組み合わせたものが「六十干支」と呼ばれるものです。昔はこの六十干支に年月日を当てはめて暦が成り立っていました。六十干支が一巡りして同じ暦に帰ってくることを「還暦」といいます。


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三元九運とその周期・意味

風水では土地から生じる良い気を遣いますが、地運は20年ごとにその流れを変えています。「三元九運」とは20年の区切りの元になっているもののことを指すのです。風水での鑑定では、家が建てられた年月日から三元九運を使って地運を割り出していきます。一運から九運までは陰陽五行の属性を持っており、気の流れを教えてくれるのです。




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WRITTEN BY 方山 敏彦

方山 敏彦
ライター・編集者。 趣味が高じて、いつの間にか「占い」にどっぷり浸かる 。料理のメニューに困った...