トーマス.エジソンを知らない方は少ないのではないでしょうか。エジソンは白熱電球を発明し、世界の人々に明るさを与えました。人類の夜を明るくさせたのは、エジソンです。世紀の大発明といえるでしょう。そんなエジソンは、幼少の頃から苦労をしてきました。有名なエピソードは教師に見放され、小学校を中退したことです。不良でもなく、勉強が苦手でもなかったのです。ただ、他人と接触、交流するのが難しかったのでしょう。

後に、元教師の母親の教育で、発明に興味を持つことに成功しました。そして、現代の電化社会を生み出すことになります。エジソンの功績は現代社会そのものといえます。


出典:無料素材画像 イラストAC

・努力が夢を体現させる事に繋がる

しかし、エジソンの真価は白熱電球や蓄音機、アルカリ畜電池ではありません。真価といえるのは、発明です。発明という行為を世の中に広範的に認知させたのです。立派な学位を持っているわけでもなく、一流の科学者ではありませんでした。独学による努力で、様々な発明を成し遂げていったのです。発明といった存在を一般人にも手の届く、夢を体現させる手段へと変化させたのは間違いなく、エジソンといえるでしょう。

新しく会社に入社した皆様には参考になると思われますが、過度な期待に応えていくことよりも、自分のペースで仕事を学んでいくことが非常に重要となります。他人のペースで覚えていくよりも、自分の納得するペースで学び、習得していく方法が大きな成果を得ることが可能となります。




・自分のペースを大切にし、失敗からも学ぶ


出典:無料素材画像 写真AC

現在の仕事環境は、時間、効率を重視する世の中になってしまいましたが、そうではなく、重視すべきは結果です。時間が早ければ良いという風潮は世の中の流れに合わせているだけで、何も生まれないのです。何かを生みたいのであれば、時間を掛けながらも、自分の納得するペースを構築する習慣が大切です。

エジソンは数多くの発明を成し遂げましたが、「失敗は勉強である」という名言を残しています。つまり、誰もが失敗をした時に失敗したと諦めてしまうのですが、エジソンは失敗を勉強と位置づけ、それを成功へと導いたのです。その発想の転換は誰もが考えていなかったことです。

その発想の転換はやがて、失敗を発明へと一変させるわけですが、大事なことは、逆境に陥っても、諦めるのではなく、成功へと導く発想を持つことです。違った角度を使用し、現在の自分を見つめてみることで、正しい道を見つけることが可能となるのではないでしょうか。トーマス.エジソンは数多くの発明を残存しています。エジソンはその発明よりも多くの失敗をしています。失敗を犯しても、決して、諦めてはいけないのです。





心理学ライター:響孝二

WRITTEN BY 響孝二

響孝二
新聞記者、心理学ライター 1977年生まれ 北海道出身 公立高校を皆勤賞で卒業後、国立室蘭工業...