女性の世界にはびこる「マウンティング」は、根が深い問題です。
今まで仲の良い友達だと思っていた人に、「女性としてわたしのほうが優れている」とアピールされたら、落ち込むのも無理はありません。
本当に幸せかどうかは、さて置き。
今回は、こんなお悩みが届いています。
《お悩み》
Aさん 35歳
学生時代からの友人たちはほとんど結婚して、現在は育児の真っ最中です。
子育ての話についていけず、独身は肩身がせまいです。
婚活がうまくいかなくて焦っているのに、「婚活してみたい」と既婚者に言われてイラッとしてしまいました。
「わたしだったらうまくいく」とでも言いたいのでしょうか?
こんなことで腹を立てるわたしは、心がせまいのでしょうか?
出典:ぱくたそ
ご相談ありがとうございます。
わたしも言われたことがあります。お気持ち、わかります。
そのときは何でもない顔をしていたけれど、後から猛烈に怒りがわいてきましたよ。
「あなたの旦那さんが婚活パーティーに参加していたら、あなたを選んだかしら?
あなたよりもキレイな人なんていっぱいいるのよ!?
それなのに、あなたを選んだ旦那さんに感謝して!!」
と、心の中で罵りました。はー、スッキリ。
そんな自分の性格の悪さに、「だから結婚できないのかも」と落ち込んだりするわけですが……。
わたしたち婚活女性に必要なのは、婚活の大変さを熱弁することでも、嫌味で返すことでもなくて。
「気にしない」ことなんじゃないでしょうか。
こんなことを言われると、「幸せアピールをされている」と思うかもしれないけれど、既婚女性はそんなに深く考えて発言していません。
それより問題なのは、婚活が楽しそうに見えていることです。
似たような例ですが……
彼氏がいる友達から、「わたしも合コン行きたーい!」と言われた経験はありませんか?
これって、マウンティングじゃないんです。
「みんなで飲み会してズルい! 彼氏が欲しいわけじゃないけど、わたしも飲みたい!」という純粋なうらやましさからくるものなんですよね。
まぁ、合コンのほとんどは、メンバーを見た瞬間に帰りたくなるので、楽しい飲み会ではないんですけど。
だからね、婚活が楽しそうに見えている時点で、あなたにはまだ本気度が足りないってこと。
婚活パーティーでハイスペックな男性を捕まえれば、この悔しさも消えてなくなります。
それに、かつては友達も独身だったわけだから、あなたと共通の話題を見つけたくて、そんなことを言ってしまったのかもしれません。
婚活の話をしたくないなら、おいしいスイーツ情報や学生時代の思い出話とか、何か盛り上がれる話題にすり替えましょう。