家庭菜園ベジタリアンの「ベジで食べ歩こう」☆第224回。

IKEA(イケア)レストランで感動食感を発見、ベジカツカレーが最高におススメ

 


photo by たっくんKT。
北欧家具を販売する、アミューズメントパーク的に楽しめるIKEA(イケア)。その2階にあるIKEAレストラン。大好きでよく利用させていただいているのは、北欧スタイルの植物性・ベジメニューが色々食べられて、結構新しいメニューも頻繁に登場するからです。

 

IKEAレストランで食べられる大人気のカレーは、昨年からプラントベース仕様にリニューアル。環境や動物に負荷をかけず、人気メニューがストレスなく食べられるようになったのは画期的です。
改めて、IKEAが定義する”プラントベースフード(植物性食品)”の基準を確認してみました。

 

“原材料に肉や卵を一切使わず、植物由来の材料だけでつくったメニューです。大豆をはじめ、コーン、グリーンピース、オニオン、ケールなど栄養豊富な豆や野菜をふんだんに使っています。”

 

うれしいことにプラントベース=Vegan(純植物性)仕様と位置付けていますね。一方「ベジ◯◯」と書かれたメニューには、卵や乳製品が使われたりする模様。
IKEAはプラントベースメニュー提供にあたり、「植物性食品は、地球にも体にもメリットをもたらします。肉を使うよりもカーボンフットプリントが少なく、環境への負担を抑えられ、環境負荷がより少ない植物性食材は赤身肉や豚肉に比べてCO2排出量/kgがかなり低いため、より持続可能な食材です。」と書いています。

 

地球環境保護に向けた企業のこういった取り組みは、私たちの健康や動物たちの権利にもよい影響をもたらしてくれます。ありがたいことです。

 

 

レストランメニューの半分がVegan仕様になった!

 

今回、IKEAが”レストランメニューの半分をプラントベース化した”との話を聞き、早速行ってきました。今までは一部メニューのみプラントベースでしたが、また増えましたね。味の方も気になります。前回までは”プラントベース”と言う理念の高さに、正直まだ味が追い付いていない、もの足りなさを感じていました。webサイトのメニュー画像はとってもおいしそう。これはじっくり自分の舌で確かめたい。

 

駅からIKEAに向かう外の看板にも、ビストロメニューのベジドッグが大きく宣伝されていました。気合い入れていますね。

レストランに表示されるメニューも現地確認しました。確かに”プラントベース”の文字があふれています。すばらしい。

 

 

◆こちらをいただきました!

 

畑から生まれたプラントカツカレー +プラントボール4個 699円

 


photo by たっくんKT。
プラントカレーにプラントベースのカツ、プラントボールをトッピング。このお皿の上に、一切動物性食材は乗っていません。スゴい。
植物由来の”ベジカツ”に期待しては来ましたけれども、その期待を大きく大きく上回ってくれました。何よりその食感がスゴいのです。衣のサクッとした感じのあとに、簡単には噛みきれない、植物性とはとても思えない弾力、なんだこれ?って感じ。
肉の臭みっぽいものまで気のせいか感じる。本当は肉食わされているんじゃないかって思うほど。

 

更に驚くことには、プラントボールが全く別物にグレードアップしていたこと。エンドウ豆由来で味はミートボールそのもの。けれど温室効果ガス排出量はたったの4%に過ぎない。正直、前回来たときは”そこそこはおいしい”ぐらいだったものが、素材もリニューアルされて、こちらもまたお肉感が増している。もたれるような感じが消えていました。すっごくおいしい。

 

カレー自体も、以前食べた時の何かコクが足りない感じもなくなり、今までのIKEAクオリティを頭から払拭させてくれるほど、野菜の旨味がしっかり出ていました。
カレーだけでも、カツだけでも、プラントボールだけでもおいしいけれど、全部乗せちゃっている贅沢。けど700円行かないと言うありがたい一皿です。

 

 

プラントベースラザニア 799円

 


photo by たっくんKT。
植物由来の原料で作ったミートソースラザニア。お肉を食べたい方でもおいしく食べられるベジタリアンメニュー。
ラザニアには、最近IKEAが開発したベジチーズが。植物性と言われても違和感を感じない濃厚な旨さ。
あっさりしたベジラザニアは今まで色んなお店で多く食べてきましたが、ミートソース風まったり、旨味たっぷりが良かったです。
意外にボリュームがあり、シェアして楽しめます。

 

 

プラントベースケバブ 290円

 


photo by たっくんKT。
1階のイケアビストロでは、プラントベースケバブが販売されていました。ナンみたいなふわふわパンが良い。
大豆やタマネギなどの植物由来の原料でできています。ザワークラウトがいい味を加えています。小腹がすいたときにササっと食べるのにちょうどいい。

 

 

プラントベースアップルソフトアイス 50円

 


photo by たっくんKT。
植物由来の原料で作られたソフトアイス。以前行ったときはバナナ味でしたが、季節によって変わるようです。植物性とは全然思えないなめらかさ。味もやさしく、甘くておいしい。

 

 

ドリンクバー 100円

(画像はありません。ごめんなさい。)
レストランでもビストロでも、どちらにも用意されているドリンクバー。もちろんおかわり自由。食事とのセットであれば100円で利用できてしまうコスパの良さ。
糖分控えめのノルディックウォーター、UTZ認証のコーヒーなど、種類豊富なドリンクが楽しめます。ドリンクを提供する機械も清潔ですし、レストランでもビストロでも、これは絶対に外せない。ついつい両方で頼んでしまいますね。

 

 

プラントベース食材もいろいろ買える

 

IKEAはプラントベース仕様の食材も増えてきました。

・オーガニックスープ (ビーツ、マッシュルーム、トマト、ミネストローネの4種)
・カップラーメン (塩、カレーの2種)

を自宅で楽しめるよう全種少しずつ、次回来るまでに食べるぐらいの分量を購入。

 

オーガニックスープは今回初めて見つけて即購入決定。じっくり楽しみたいと思います。
カップラーメンは前回購入して気に入った、あっさりしておいしい塩味を多めに購入しました。量は日本の一般的なカップラーメンよりちょっと少なめ。もっと買っておけばよかったかなと後悔しています。

 


photo by たっくんKT。

5月は「サステナブルフェア」開催、IKEAのプラントベース新展開に期待

 

そう言えばプラントベースの”チキン”がメニューにありましたが、胃袋容量の都合で食べませんでした。エンドウ豆タンパク質などの植物由来とのこと。とっても興味ありましたのですが残念。スウェーデンの伝統料理メニューに使われているそうなので、今後も出てくることと思います。

 

この記事が出る頃にはもう始まっていると思いますが、5月に「サステナブルフェア」が開催されるという予告がありました。プラントベースの新メニューがまた増えるのかな? とっても期待しております。
また行かなきゃ!とワクワクしながらお出かけのスケジュール考えようと思っています。
それにしてもIKEAの環境負荷軽減への取り組みはすごいです。しっかり目に見えているのがいいですよね。

 

 

 

環境問題が取りざたされる昨今、プラントベースの食事がおススメです

 

改めておさらい。

プラントベースフードは、肉類を食べるよりもカーボンフットプリント(製品が販売されるまでの温室効果ガス排出量)が少なく、環境への負担を抑えられます。いまやIKEAで人気商品となっている、プラントベースのベジボールは、二酸化炭素排出量がお肉でできたミートボールの20分の1だそうです。どれだけ地球に優しいか、明白ですね。

 

また、イケアスウェーデンフードマーケット、イケアビストロ、イケアレストランで提供しているコーヒーと紅茶はすべて、EUの基準を満たし、UTZ認証を受けたオーガニック製品。
これまで食べてきたものと同じようなメニューを植物性のものに置き換えることができる。それが昨今の環境問題を解決していくことに繋がる。そういう選択肢を用意してくれたIKEAに感謝です。これからも応援していきたいと思います。

 

ところで今回、埼玉の新三郷にあるIKEAに行ってきたのですが、駅の向こう側には会員制スーパーのコストコがあります。そこでもジャンボサイズのベジバーガー “ガーデンバーガー680円”が食べられるのですよね。でも年会費が必要な会員でないとコストコはフードコートにも入れないので、非会員の私はまだ食べたことがありません。誰か連れていって欲しいー。

 

 

【お店データ】

IKEAレストラン

 

IKEA店舗一覧

 

 

家庭菜園ベジタリアン:たっくんKT

WRITTEN BY たっくんKT。

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たっくんKT。 自然栽培で家庭菜園や小さな畑で野菜作りを楽しみつつ、ベジの食べ歩きを楽しんでいます...