私たちは様々な願望を持って生きていますが、そのうちのどれくらい、願いを叶えているのでしょうか。今回は私、深井沙織がコーチングの技法を使い、何か願いを持った時に、一番効果的で、簡単な行動をお伝えしますね。
願望を持った時の心の動き
私たちは、「これ欲しい」「あれしたい」「こうなりたい」と思った時に、心の中でどんなことが起こっているか意識していますか?
「そうは言っても……」と、たくさんの言い訳が出てくることが多いのです。
・この服ステキ! 欲しい!けれど……
・今の職場を辞めて、やりたいことをやってみたい、けれど……
・もっと堂々と自分の意見を言えるようになりたいな、けれど……
あなたも経験ありませんか?
それを実現するためには、今までの行動の延長戦上では難しいこともあり、今までとは行動を変えなければならない場合があります。
行動を変えるというのには、結構な負荷がかかるので、たくさんの言い訳に負けてそれが実現しないということが多くあります。
一番効果的で、一番簡単な行動
では、願いを持った時に、願いを叶えるための一番効果的で、一番簡単な行動をお伝えしますね。
それは、「決意をして宣言をする」です!!
「欲しい」を「持つ」に
「したい」を「する」に
「なりたい」を「なる」に
言い換えて宣言することです。
決意をして宣言をするだけで、願いが叶う方向に勝手に動き出す感覚は、私の中ではあります。
「え~? たったそれだけで?」と思う方もいるかもしれませんね。
そうです、たったこれだけです。
実際にやってみようと思うとそんなに簡単にできない。それでも望みを宣言する
実際にやってもても、そんなに簡単にいかないし、叶わない現場もたくさんみてきたと言う方もたくさんいるかもしれません。
そういう方こそ、はっきりと望みを宣言してみてください。
どうですか?
すんなりと宣言できた、というのであれば、きっとその願いが叶うのは加速するでしょう。
一方で、意外と難しいということに気づいた方もいらっしゃるかもしれませんね。
・「そんなこと言ったら、私どうなっちゃうんだろう」
・「やれるか(持てるか、なれるか)わからないし」
・「そもそも、宣言なんてしても何もかわらないかもしれないし」
・「それでまたがっかりするのは嫌だし」
などなど。
たった宣言をするというだけでも、多くの障害がでてきます。
コーチングで言うと、「サボタージュ」と言われているものの声です。
サボタージュと言っても、労働組合の争議戦術でも、なまけることでもありません。
コーチングで「サボタージュ」とは、変化をとめる内なる声のことです。
過去のことしか知らないので、新しく何かをしようとすると止めにくるのです。
そのうち、本当に私はそれを持ちたいのだろうか、やりたいのだろうか、なりたいのだろうか、とそもそものところを疑い出したりするのです。
人っておもしろいですね。
当事者になるとわかりますが、それでも真剣なのですよ。
私自身も、コーチングを受けている中で、宣言を言おうとしてなかなか言えない体験をたくさんしていますし、クライアントさまとのセッションでもなかなか言えない現場に立ち会っているのでとてもわかります。
オススメは、「さっさと言ってみること」
願いを叶えようと思ったら、思っているだけでは充分ではなくて、何か行動を起こすことが大切です。そうでないと、実際には何一つ変わることはありません。
その時に、一番効果的で、簡単な行動は「決意をして、宣言すること」だとお伝えしました。
そして、実際にやってみようとすると、難しさを感じかもしれないこともお伝えしました。
オススメは、たくさんのいろいろな声を超えて、さっさと言ってみることです。
言ってみると、わかることがあります。
それが、本当の願望か、どうか。
本当だったら、それまでとは違う何かが始まります。
今年の夏に開催されたリオデジャネイロオリンピックのバドミントンで、見事金メダルを獲得した高橋礼華さんと松友美佐紀さんのペアも開催前から一貫して「金メダルを取る」ということを公言していました。
宣言すると叶うという好例だと思います。
願望があって、最初の行動がまだ決まらない時には、気が変わらないうちに、宣言をしてみてくださいね。