【西洋占星術】木星が射手座に入るとどうなりますか? 〜そのラッキーな意味と注意点、お助けポイントを解説〜
木星は1つの星座を1年かけて運行し、12年で天球を一周します。
この「12年」というサイクルは至る所でよく見かけます。いわゆる干支の十二支なども源流にはこの木星の動きが関係しているのです。
惑星にはそれぞれ支配している星座があり、木星にとっては射手座と魚座がそれに当たります。つまり、木星にとっての射手座とは、外遊していた王が自分の城に戻って来るようなもの。最大のパワーを発揮する時期が、この11月8日の夜から来年の12月3日未明までの、約1年と1ヶ月なのです。
今回はこの時期について西洋占星術師ホシハルカがお話しいたします。
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占星術的木星の意味
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ギリシャ神話ではゼウス。ローマ神話でジュピター。
東洋占術では太歳といわれ、すべての惑星の中でもっとも幸運を呼ぶ星です。もっとも西洋占星術では単純に「幸運」だけでなく「拡大・発展」を意味するため、木星が過剰に働くと「大胆、おおげさ、わがまま、やり過ぎ」という意味合いも出てきますので、手放しで喜ぶわけにはいきません。
では、木星が射手座に移動する事によってどのような変化や、どんな事が発展するのかを考えていきましょう。
射手座の表すものごと
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・高度な学問……大学や大学院、研究機関
・哲学・宗教……人はどう生きるべきかを探求する
・精神世界・スピリチュアル……高次元への階梯を登る
・海外関連……外国語の学習、海外旅行、留学
・スポーツ……より高く、より早く、自分の限界を超える。
・商売……海外との取引、買い付け、輸入、貿易
射手座は自分自身をワンランクもツーランクもアップさせる星座です。高い視野を持ってより大きな世界へ飛躍します。
ここに木星が戻ってくる一年間のうちに、上記のような事柄に取り組んでみましょう。
憧れのスターに会いに海外に行こうと決意し、そのために語学に取り組むのもよし。
難解な書物を読み解くために、講座や研究グループに足を運ぶのもよし。
スピリチュアルな感覚を磨くために信頼できる指導者(マスター)のもとへ入門するもよし。
読書でもスポーツでも、普段の自分の枠を超えて成長できる事柄に取り組むのがおすすめです。
陸上競技でいったら長距離走や高跳びなのですが、より射手座らしい内容として馬術や弓道、アーチェリーなどに挑戦するのも充実しそうです。
もっとも、木星が入ることで射手座の意味が強調されるからといって、すべての人に射手座的な事柄がラッキーなわけではありません。
個人のラッキーゾーンを調べるには、生年月日と生まれた時間・場所を元にホロスコープを作成して、何番目のハウスに射手座が位置し、そこに入る木星と生まれた時の惑星がどんな角度を取るかを調べる必要があります。東の地平線に木星が来る人は新しい12年の始まりを迎えますし、天頂に木星が来る人は華やかで輝かしい実りの時期を迎えるでしょう。
海王星にご用心〜1年間の注意点とお助けポイント
それと、リアルタイムで動いていく他の惑星と木星との角度も重要です。
例えば来年の1〜2月と6〜9月あたりは、木星と海王星が90度という角度を取ります。この時期は海王星の非現実性を木星が拡大させてしまう事から、フワフワ気分でのうっかりから始まる重大ミスが多発するおそれがあります。具体的には詐欺被害やバブル崩壊的な事柄に注意が必要です。
すぐ隣の山羊座には動きの遅い冥王星と土星がいて、木星とは30度という微妙な角度になります。意識しなければ活用できない角度ですが、これはつまり、木星の明るさやポジティブパワーだけでは打開できない事柄を、年長者や経験豊富な人が持つ慎重さや着実さ、現実対応能力の助けを借りることで乗り越えられるという事です。
木星は明るく豪華に盛り上げてくれる惑星ですが、本当の成功と発展はそれだけでは成し得ません。地に足のついた努力で実力をみがいてこそ本当の成功が得られます。それが今後1年間の、ひいては今後12年間の豊かさにつながるのです。
木星の恵みと豊かさが、あなたの現実の土台とつながりますよう応援しています。
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西洋占星術師:ホシハルカ