一般的な西洋占星術では、太陽系内の10個の天体を使用しますが、今回は太陽系の外の「恒星」と、最も身近な存在である「月」とのつながりを意識してみましょう。
西洋占星術師のホシハルカが星空のナビゲートをします。
11月16日に起こるアルデバラン食
11月16日の未明、月が恒星のアルデバランを隠す「アルデバラン食」が起きます。
東京でアルデバランが月に隠される時間は午前2時23分頃、アルデバランが再び顔を出すのは午前3時27分頃です。
時間は地域によって違うので、詳しくは国立天文台のサイトをご覧ください。
アルデバラン食
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/11-topics03.html
アルデバランとは?
アルデバランとは、空に輝く星々のひとつ、おうし座のアルファ星(おうし座で最も明るい星)です。ちょうど牡牛の右目に位置することから“聖なる牡牛の目”とも呼ばれます。
プレアデス星団の後に続いて空に昇ってくるため、アラビア語の「後に続くもの」という意味の「アル・ダバラン」から名前がつけられました。赤橙色の一等星で、太陽系からの距離は67光年。冬の夜空に輝きます。
あまりに遠いためわかりませんが、太陽の44倍の巨星です。双眼鏡で見ると、アルデバランの後ろにはヒアデス星団が広がっており、とても美しい星の海が見られます。
惑星や太陽の通り道の黄道帯に位置する一等星のため、月に隠される現象は比較的起きやすいようです。来年の1月19日、4月1日にも見られますよ。
さて、占星術でアルデバランは、ズバリ「吉星」です。
・富と幸福
・誠実
・高潔
・安定した信頼
・正直な考えや行い
・名誉を勝ち取るためのチャレンジ
・ビジネスの成功
・倫理的な厳格さ
・契約を守り、破るものに厳しい
・指導力や管理力に関係する。
・種まきや新しい物事のスタート
アルデバラン食のお祈り3h>
さて、空の「おうし座」にあるアルデバランに月が重なるのですが、この日の月の星座は「双子座」です。
これは、空の星座(コンステレーション)と、占星術でいう星座(サイン)との違いです。春分点というポイントが約2000年で1星座ずれていく事から生じる現象で、このような事になっているのです。
この日の夜空の月は、水星・土星とは180度の位置にあり、これは「考えすぎて可能性を狭くする」ような配置です。しかし一方で月は、火星・木星とは120度の調和的な角度をとっています。「思い悩むより行動してしまった方が運気アップ!」という配置ですね。
「アルデバラン食」は16日の未明です。食の最中に見てもアルデバランは見えないだけなので、目視で確認したい方は、月に隠される前と、出てきてからのアルデバランをご確認くださいね。
遅くまで起きているか、目覚まし時計で起きるかは、お任せします。
そして、上記に沿った内容を、月に向かってお祈りしてみてください。
例えば、こんな感じで……
「私は、誠実さを持って富と幸福への種を蒔きます」
「約束が守れる人間になって信頼を得られますように」
「指導力と管理力がアップしますように」
「アルデバランよ、月よ……私をその光で導いてください」
その時間、水晶などのパワーストーンを月光浴させて、アルデバラン食のパワーをチャージしてもいいですね!
そして、大事なポイントです。祈るだけでは、そのパワーは活用できません。
星と月の力を吸い込んだ!守りを得た!と確信して、具体的な行動な行動を起こしてくださいね。
星の輝きと繋がった人には、どんどんパワーが湧いてきます。
宇宙を味方につけて、自分をバージョンアップさせてくださいね。
もし曇っていて月を見る事ができなくても、そのパワーは変わりありません。
16日の未明は、夜空を見上げて、月と星に祈りを捧げてみませんか?
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