今年の占星術的ビッグイベントとして、天王星の星座移動があげられます。
2018年5月16日、天王星は7年間を過ごした牡羊座から、牡牛座に移動します。その後8月8日から逆行し、11月7日には牡羊座に戻りますが、2019年3月6日に再び牡牛座に入り直し、以後は2025年7月まで滞在します。

天王星は公転周期が84年、人間の平均寿命ほどの長い時間をかけて太陽系を一周します。その間、一つの星座には7年ほど滞在します。
天王星は夜空を探しても肉眼ではほとんど見えません。望遠鏡の発達にともない発見されたのが18世紀の終わり頃。ギリシャ神話の天の神ウラヌスの名が付けられました。
それ以前の古典占星術では、肉眼で観測できる土星が最遠の惑星とされていたので、天王星が発見されたこと自体が衝撃的だったのです。
天王星が発見されたのはアメリカ独立戦争やフランス革命、産業革命の時代であったため、天王星は「革命の星」と定義づけられました。
天王星自体も、自転軸がほぼ横倒しになっているという太陽系の中でも個性的な天体です。

そんな天王星が、7年ぶりに星座を移動するということ。どんな事が予想されるでしょうか……?


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・以前の天王星の移動


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前回の天王星の移動は、2010年5月28日~2011年3月12日の間に起きました。期間に幅があるのは、一度星座境界を超え牡羊座に入ったあと、逆行して前の魚座に戻り、再び牡羊座に入り直したためです。
2011の3月12日というと……そう、東日本大震災の翌日ですね。なんとも示唆的です。
実は前年の4月末、天王星が移動する少し前には、チベットでも地震が起きているのです。

さらにそれ以前の移動の前後を調べてみると、たびたび天変地異が見受けられるのです。
もっとも、地球温暖化の影響や太陽黒点数の変化など、様々な要因が重なった地球そのものに変化かもしれないので、一概に天王星のせいとは言えません。天王星が移動していない時にも様々な変化や事件、事故は起こっているのですから。
ただ、天王星やほかの惑星が、重大な事件・事故・天変地異の時になんらかの作用をしていたという可能性はあるので、油断はできません。

一方、天王星は情報革新や科学技術の発達、電波通信などとも関係します。1995年に天王星が水瓶座へ移動する前後には、「Windows95」発売という、PCが家電になるきっかけの動きがありました。





・天王星が牡牛座に入ることでどんな変化が予想されるのか?

前述したように、天王星は「革命・改革の星」です。その天王星が向かっている先は、「金銭、物質、価値観」を表す牡牛座です。
実は今年になってから、すでに牡牛座天王星の象徴の先どりともいうべき出来事が起こっているのです。
それはズバリ、仮想通貨の問題です。
記憶に新しいのは、コインチェックからのNEM流出事件。そもそも仮想通貨というもの自体が「牡牛座天王星」的です。今後はこれに関連した出来事がさらに増え、さまざまなところに波紋を呼ぶでしょう。それとともにシステムも整備され、一般の人にも理解しやすい事柄になってくるようにも予想されます。

また牡牛座は農業や食料品、衣食住とも関わりの深い星座です。
今年から日本の種子法が変わり、農家は大手種苗会社のF1という種子を購入・栽培しなくてはならなくなり、在来種の安全な農作物の栽培や種子の保存が危機に瀕すると聞きました。
大手で扱っている遺伝子組み換えなどで品種改良された種子は育てやすく均一な作物が取れる、というのが売り文句ですが、強い農薬の使用がセットになっているため、今後大きな問題に発展する可能性が高いです。

以上を例にとっても、いずれも「昔からの生活の基盤が新技術によって揺るがされる」というワードが浮かんできます。

では、一般市民である私たちはその問題に対して、どうすればいいのでしょうか?

・天王星的な世相と、天王星的な視点


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何事に関しても言えるのは「大きなものに飲まれない、巻かれないように気をつける」事です。今の世の中の主流や新しい流れに乗り遅れないためには皆んなで同じ方向を向こう! という情報にはくれぐれも注意が必要です。大きな流れに巻き込まれて自主性を失うのは、天王星的な視点を失っている証拠です。
天王星は未来を向いている惑星ですが、「数年後の未来」というよりは「数十年後の未来」のほうがイメージとしてはしっくり来ます。
今この場を乗り切るための行動ではなく、自分の子供や孫の代、または今の主流のものが消え去った未来の世界では、何を幸福の基準にしているだろうか?と想像してみてください。
30年前の世界と現在の世界が全く違っているように、今から30年後の世界は更に違っているのです。30年前は携帯がまだ浸透しておらず、パソコンも今ほど普及するとは誰も思っていなかったでしょう。では、30年後はどうなっているでしょうか?「今以上に科学技術が進んでいる」と、本当に思えるでしょうか?

某インターネット通販会社が開発した便利なAI(人工知能)が夜中に笑い出す、というニュースも記憶に新しいです。科学技術の進歩は本当に人間にとって良いものなのかどうなのか、昔の経済成長の時代のような明るい希望をそこに持ってもいいのかどうか、未来は不透明です。

そんな不透明な中で、信頼できるもの、忘れないでいたいものは何なのでしょうか?
それは人と人、そして人と地球、人と宇宙とのつながりを忘れないこと、強くしていくことです。
そのためには、人間関係を良くするコミュニケーション技術。地球環境を守る技術。それと共に宇宙を意識し、視野を広くし、心の翼をはばたかせる内面の力が必要です。

科学技術を極めたためにできたものが、地球環境を悪化させたり、人間性を失うようなものであっては本末転倒です。
本当の先の未来のために必要なものは、何なのか。
それを皆んなで探り、試行錯誤して、本当の地球の価値を見つめ直す。
そんな牡牛座天王星期であってほしいと願います。

次回は牡牛座に天王星が入ることによって予想される、12星座それぞれの長期運をお届けします。


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西洋占星術師:ホシハルカ

WRITTEN BY ホシ ハルカ

ホシ ハルカ
専門は西洋占星術です。 アメブロ www.ameblo.jp/hoshi-haruka/ ホー...