運気を改善したいと思った時に、風水だけではなく占いやおまじないに興味を持つこともあるでしょう。一見どれも似たようなものだと考えがちですが、それぞれに特徴があるので全く異なるものです。ここでは風水の基本について押さえてみましょう。

出典：無料画像素材写真AC

そもそも、風水って何？

風水が対象としているのは、人とその人を取り巻く環境についてです。言ってしまえば、環境学ということもできますが、人間がいるところにはありとあらゆる風水が関係しています。自然との調和の中で、人間が留まる環境を良くしていくのが風水の目指すところだといえるでしょう。
自然はさまざまなパワーを秘めていますし、それらをうまく活かしていくことで気の流れを良くしていくのです。良い環境を整えることは、良い気を招くきっかけとなります。風水とは何も大掛かりなものではなく、とても身近なところに存在するものなのです。

風水がもたらしてくれるもの

では、風水を意識することで私たちは何を得るのでしょうか。1つの答えとしては「安全で快適な環境」が得られるということです。風水は環境学であると書きましたが、良い環境というのは安全であり、過ごしやすい空間だといえるでしょう。つまり、風水は何も難しく捉えることはなく、私たちにとって暮らしやすい環境を作っていくというだけのことです。
今ひとつピンとこないという方は、逆の場合を考えれば分かります。住みにくい場所というのは治安が悪かったり、やたらと騒がしかったり、日光が全く当たらなかったりといった場所ではないでしょうか。こういった場所で快適に過ごすのは難しいものです。そのため、必然的に悪い気を寄せ付けてしまうことになります。ただ、今住んでいるところが悪い環境だったとしても、すぐに引っ越しをするのは現実的には難しいものです。たとえ悪い環境の中にあっても、風水が培ってきた知恵を活かしていくことで悪い気の影響を最小限に留めることはできます。

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良い気の流れは、安全で快適な空間にこそ集まる

運気を良い方向に導くためには、安全で快適な空間を作れば良いということになりますが、それは普段の暮らしの中でも実践できるものばかりです。たとえば、部屋が散らかっているのならきちんと片付けたり、湿気でジメジメとしているのであれば換気をこまめにしたりといったことです。住んでいる空間が少しでも快適になれば、それはすでに風水を実践しているということになるでしょう。

風水コラムニスト・風水師：方山敏彦