ネコノミクスで今までにないくらいの猫ブームが世間を席巻していますが、同じくらいに神社仏閣巡りで開運祈願をするのもブームですね。そんなネコノミクスブームと神社仏閣巡りを満たしてくれる招き猫発祥の地、世田谷区豪徳寺に行ってきました。

招き猫にも種類がある!

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ご存じのとおり、招き猫とは、前足で人を招く形をしたねこの置物で、商売繁盛の縁起物とされています。

右手を上げている猫は金運、左手を上げている猫は人(客)を招くと言われ、なお、両手を上げている猫は「お手上げ万歳」になるともいわれ嫌う人が多いそうですよ。

一般的に招き猫は三毛猫招き猫にもですが、近年では毛色がピンク、青、金色などがあり、色によっても青は「学業向上」「交通安全」、ピンクは「恋愛」「縁結び」、金は「金運」とあります。

黒猫は縁起が悪いと言われがちですが、実は大黒様にかけて「福猫」とも呼ばれていて、黒い招き猫は「魔除け」「厄除け」の意味があるそうです。滅多に見ませんが、赤は「病除け」の意味を持つそうですよ。

招き猫の色にも意味があるんですね!

招き猫発祥の地と呼ばれているのは、豪徳寺以外に台東区浅草今戸神社や新宿区自性院、他にも色々あるようですが、今回は世田谷区の豪徳寺へスポットを当てます。

アクセスは小田急線豪徳寺駅から徒歩15分か、東急世田谷線宮の下駅から徒歩5分のいずれか。私は豪徳寺駅から夏の盛りに15分歩くことに。

小田急線豪徳寺駅にもドーンと大きな招き猫が!

 
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人間サイズの招き猫に改札外にてお出迎えされました。右手をあげているので金運を招いているのでしょう。
途中の豪徳寺商店街は招き猫グッズを扱いお店もあり、なかなか良い雰囲気の中、豪徳寺に向かいます。

豪徳寺は閑静な住宅街の真ん中にある、由緒正しいお寺でした。立派な門構えにびっくりです。
実は豪徳寺は大量の招き猫が収めてあると有名なのですが、肝心の招き猫たちがいる場所がわかりません。
社務所をみつけたので入ってみるとそこには大小様々な白い招き猫が販売されていて、この豪徳寺の招き猫をモデルにした彦根市のゆるキャラ、ひこにゃんの写真も。

彦根市のゆるキャラ、ひこにゃん

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なぜ、豪徳寺が招き猫発祥の地で、豪徳寺の招き猫がひこにゃんのモデルになったかというと、その昔、江戸時代に同地にあった彦根藩の2代目藩主 井伊直孝が、唐突な雷雨に見舞われ、難儀をしていた所に豪徳寺にいた白猫により門内に招き入れられ、雷雨を避けられ、和尚のありがたい法談を聞くことができたそう。井伊直孝はこのことを大いに喜び、後に井伊家御菩提所としたそうです。

ひこにゃんのモデルとなったのは、この時、井伊直孝を豪徳寺に招いてくれた白猫だそうで、豪徳寺の招き猫たちも、みな白い招き猫なんだそうです。
ひこにゃんが第1回ゆるキャラグランプリの堂々1位を取れたのも、その後、愛されるゆるキャラとして活躍しているのも、豪徳寺の招き猫のご利益でしょうね。

さて、肝心の招き猫がいる場所を社務所の人に聞くと、社務所の向かいに赤い門があり、そこのお社の奥に噂の招き猫スポットはあるとのこと。
言われたとおりに赤い門をくぐり、行きあたったお社の奥に進むと……

圧巻! 大小様々な招き猫の数々!

 
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その場に一面に鎮座する招き猫たちに、本気で圧倒されました。

実は、ここにいる招き猫たちは、願いを叶えた人たちがお礼に奉納していった招き猫たちだそうです。
つまり、それだけたくさんの願いをこの猫たちは叶えてきてくれたということですね!

筆者も福にあやかるため、社務所に戻って招き猫を購入しました。
「願いが叶ったらあの場所に収めに来ていいですか?」と社務所の人に訊ねると、「縁起物なのでお家で大事にしてもらっても大丈夫ですよ」と猫のように目を細めて笑って見せてくれました。

騒がしい東京にある閑静な豪徳寺の境内、ご利益パワーを求めに、たくさんの招き猫に出会いに行ってみてはいかがでしょうか?

WRITTEN BY まひる 悠

まひる 悠
音楽製作会社のイベント制作スタッフ→恋愛アプリゲームのディレクション兼シナリオライターを経てウラスピ...