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2020年の星回りと12星座アドバイス~前編~
5月に来ると予想されていたアトラス彗星は途中で消滅する可能性が出てきたようで、ホッとするような残念なような複雑な気持ちですが、今年は年間を通して占星術的な大きなイベントが目白押しです。どのような注目ポイントがあり、それらが12星座にどのような影響をもたらすのかを考えてみました。
出典: Pixabay
昨年の12月に木星が入座し、その後も様々な惑星が入れ替わり立ち替わり入ってきた山羊座、大変賑やかだったという印象です。
特に1月13日には、空の冥王星・土星・太陽が同じ度数で重なるという大変珍しい現象が起きました。太陽と他の惑星がピッタリ重なる事を「カジミ」と言いますが、この三天体でカジミとなるのは6000年ぶりともいわれました。特に動きの遅い「冥」「土」ですから、なかなかに暗示的な会合です。
以前の「山羊座徹底研究」に書いた内容ですが、オリンポスの神々が宴会中にテュポーンという怪物が乱入してきて、牧神パーン(アイギパーン)が慌てて川に逃げ込んだという逸話がありますが、それが「パニック」の語源になっているとのこと。
人類の活動の結果として文化の発展や都市部での人口急増が起こり、招かれざる者の乱入により今のような事態が発生したのかもしれませんね。
しかし、今私たちが抱えている問題はウイルスだけではありません。
政治・経済、食糧や健康、教育や差別、生活水準や虐待、そして戦争といった人間的な問題のほかに、気候変動、大気や海洋汚染など、文明由来の全地球規模の問題が山積なのです。
この先、人類の未来はどうなるのでしょうか!?
などと壮大な問題について考えてみても、矮小な人間の身では分かりかねる事ばかりです。せめて個人として、占星術的な視点から今何がどう動いていて、何を大事にしていったらいいのかを考えてみましょう。
出典: Pixabay
○3月下旬〜土星の一時的な水瓶座入り
空の土星が3月下旬から水瓶座入りした後、逆行して7月初頭に山羊座へ戻ります。再び水瓶座に入るのは12月中旬。
土星はご存知の通り「輪」を持った形の、太陽系の中では肉眼で見える最も遠くの惑星で、社会の規範や枠組みを表します。
土星が支配する星座は山羊座と水瓶座。この二つの星座にある時、土星は最もパワーを発揮します。そうして土星から水瓶座への移行期に当たる今年は、社会の規範が揺らぐ時でもあります。
山羊座的な非常に硬い、ピラミッド構造の規範から、水瓶座的な社会に移行していく時期なのです。
水瓶座的な社会とは何か?という事ですけれど、一般的に水瓶座は個性や独創性、自由をモットーにしている星座です。ベタベタするのは嫌いで、知識と情報で相手と距離のあるつながりを持ちたがるのが特徴です。そう、ちょうどこの春からトレンドワードとして浮上した「ソーシャル・ディスタンス」そのものです。「接近しない」「距離を開ける」と同時に「情報は共有」というのが多くの人の意識に浸透してきていますね。
今、職場はテレワーク、授業やミーティングはオンラインを存分に活用しています。それらもとても水瓶座的です。
○7月初頭〜12月中旬、土星が逆行で山羊座へ戻り、今期最終滞在となる。
○12月下旬〜土星と木星が相次いで水瓶座へ移動
○2年ぶりの金星・火星の逆行
5月13日〜6月25日 金星が双子座で逆行
9月10日から11月14日 火星が牡羊座で逆行
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後編では「太陽星座別の2020年のテーマ」について述べてゆきます。
西洋占星術師:ホシハルカ