風水では方位だけではなく、”色”についても注目しています。日常的にさまざまな色の物に囲まれながら私たちは生活をしていますが、色がもたらす風水的な効果を押さえておくことがポイントです。やみくもに運気を上げようとするのではなく、的を絞って取り組んでいくためにも、色の基本を押さえてみましょう。
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そもそも、風水と色の関係って?
普段の日常生活ではそれほど色を気にすることはありませんが、実は風水と色は古くから関係しているものなのです。風水では色そのものが太陽からエネルギーによって成り立っているため、影響が大きいと考えられています。
たとえば、何気なく身にまとっている服も運気の流れに影響を与えています。風水では身近にあるものや身につけているものの気のバランスを整えることが大切なのです。単にデザインや好みだけで選ぶのではなく、風水的な視点も取り入れてみると良い流れを作っていくことができます。
赤は仕事・健康運、青は冷静な判断力を培う
それぞれの色が持つ意味について見ていきましょう。赤は仕事運や健康運に影響を与えるので、仕事がうまくいかなかったり体の調子が悪かったりするときに意識すると良い色です。また、勝負事にも力を発揮する色であるため、重要な決断をするときには赤を意識してみましょう。
その一方で、青色には気持ちを落ち着ける作用があるといわれています。冷静になりたいときには、日々の生活に青を取り入れてみましょう。赤とは対極の色となるため、一緒に置くのはよくありませんので注意が必要です。西の方位に青を置いてみると無駄なお金の支出を抑えられるため、金運アップにつながっていきます。
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黄色は安定、白はリセット
黄色は安定を意味しており、落ち着いた状態を保ちたいときに取り入れてみると効果を発揮していきます。そして、黄色は土を表しており土は金を生み出すと五行では捉えるため、金運アップにつなげていくことができます。また、黄色は物事を前向きに捉えたいときにもオススメの色です。土の気を示す方位は南西と北東となるので、これらの方位の環境を整えることで良い運気がもたらされていきます。
白色は原点に帰ることを意味しており、物事をリセットしたいときに選んでみましょう。白は色合い的にもどんな色とも合わせやすいため、他の色と組み合わせるのも効果的です。ちょっとしたきっかけから、良い流れを作れるため普段の生活の中で意識をしてみてください。
風水コラムニスト・風水師:方山敏彦