何かを決めるのに「正当な理由」なんていらない。必要なのは「○○」だけ。
仕事でも恋愛でも、重要なことを考える「やる」のか、「やらない」のかを決めるのに、「あーでもない、こーでもない」と、いろいろと考えて物事を深刻にしてしまっていませんか?
実は決断をするのに必要なのは、「これなら絶対に大丈夫という正解」ではなく「決断した結果を受け入れる○○」なのです。
今回は複雑なことを考えずとも決断できるよう、コーチングの観点から涼木ゆかこがお話します。
私たちは、つい、物事を複雑にしてしまうクセがあるようです。
でも、物事はとてもシンプルなのです。選択肢は2つしかありません。
【選択肢は「やる」か「やらないか」しかない】
2つしかない選択肢とは、
「やる」か「やらない」か
です。
「やる」のか、「やらない」のかを決めるのに、「あーでもない、こーでもない」と、いろいろと考えてしまい、複雑にして、迷子になり、深刻になってしまっていることが少なくありません。
物事を複雑に考えてしまう人は、「やる」にせよ、「やらない」にせよ、自分が納得のいく理由が欲しいのかもしれませんね。
なぜ、「納得のいく理由」が欲しいのでしょう?
【「これが正解!」なんてものはありません】
「納得のいく理由」を探している理由に、
「これが正解!」
というものを求めていることが多いのではないでしょうか。
実は、私も一時期、外側に「正解」を探し求めていたことがあります。
講師や先生、先輩など、自分よりいろんなことを知っている人に聞いたり、本をたくさん読んだり、セミナーに行ってみたりと、あちこちを探し回りましたが、いつまで経っても、「正解」を見つけることができませんでした。
そう、「あなたがどうするといいのか」の「正解」を知っている人はあなた以外、誰もいないのです。
【「正当な理由」なんていらない。必要なのは「○○だけ」】
何かしらの行動を起こしたり、行動するのをやめるのに「正当な理由」なんて必要ありません。
「やる!」と決めて動きだすか、「やらない!」と決めて、他のことをすればいいだけです。
とはいっても、その決断を下すのが怖いのですよね。
怖くて、なかなか決められない。
だから、絶対にこれなら大丈夫!という「正解」を求めてしまうのですよね。
あなたが決断したことが、「正解」になるかどうかは、実は、あなた次第なのです。
「これでよかったんだ!」と思えるまで、決断し続ければいいだけなのです。
このときに必要なのは、「正当な理由」でも「正解」でもありません。
あなたが決断した結果がどんなことであれ受け入れる【覚悟】があればいいだけなのです。
どんな結果でも受け入れる、というのは、「失敗したら、失敗者としての自分を受け入れる」という意味ではありません。
「失敗した」と思ったら、「では、自分が納得のいく結果にするには、どうしたらいいか?」を考えて、再び試してみればいいだけなのです。
『成功の反対』は何だと思いますか?
『何もしないこと』なんですよ。