プーアル茶のいろいろ


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日本人にとって『お茶』というものはとても馴染みの深い飲み物です。きっと生まれて一度もお茶を飲んだことがないという人はいないのではないでしょうか? そもそも現在日本でわたしたちが飲んでいるお茶は、元を辿れば奈良・平安時代に遣唐使によって中国から伝わったものと言われています。普段何気なく飲んでいるお茶も、そう考えると歴史を感じますね。
ところで、みなさんはプーアル茶を飲んだことはありますか? プーアル茶には生茶と熟茶の2種類があり、主に日本で流通しているのは熟茶のほうだと言われています。熟茶は晒青毛茶と麹カビ菌によって意図的に発酵したものを指します。保管期間によって味が変化することはありませんが、熟成によってはなつめのような甘い香りが増し、味の変化を楽しむことができます。また、プーアル茶はカビ臭いと言われることもありますが、それは質が悪いものや間違った方法で保管されたものに限られます。質の良いものやきちんと保管されたものは、本当に美味しく頂くことができます。

プーアル茶に合うのはやっぱりこの料理!

プーアル茶はもともと香港、台湾、広州では食事に欠かせないお茶です。脂っこい料理の油を流すとされており、長年親しまれてきました。
飲み物として有名なプーアル茶ですが、実はデザートにすることもできます。皆さんは、プーアル茶のパンナコッタを食べたことはありますか? 材料はたったの5つ。プーアル茶のティーバック、牛乳(または豆乳)、砂糖、粉ゼラチン、そして水です。家にあるもので誰でも簡単にできますよ。
まず、5グラムのゼラチンを水で溶かします。その間に鍋にカップ2と半分の牛乳と3つ~4つプーアル茶のパックをいれて、プーアル茶の美しい色と香りが出るまで煮立たせます。その後、お好みの量の砂糖と溶かしたゼラチンをいれて弱火で煮込みます。ゼラチンが溶けたかなというくらいで火からおろして氷水をあてながら、粗熱をとりましょう。粗熱がとれたら、器にそっと流して冷蔵庫へ。じっくり冷やせば出来上がりです。
パンナコッタの他に、似たような材料でプリンもできますよ。プリンのカラメル部分には、砂糖(または三温糖)の他に、プーアル茶ももちろん使います。少しの水で煮だしたプーアル茶に砂糖をいれて、焦がさないようにじっくり煮詰めます。ほんのりしたカラメルとプーアル茶の苦みをとろりとしたプリンが包みこんでとても美味しいですよ。

秋の夜長にプーアル茶でほっとする時間を


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プーアル茶は、同じ茶葉で3~4回楽しめるお茶です。秋の夜長、もちろん一人でプーアル茶を楽しんでもいいですし、家族や友人、恋人など仲の良い人たちと机を囲んでもよいでしょう。きっと素敵な時間を過ごせると思いますよ。せっかくですから、中国の茶菓子をお供にプーアル茶を飲みながらゆったりとした時間を過ごされてみてはいかがでしょうか。

恋愛グルメライター:皐月八月

WRITTEN BY 皐月 八月

皐月 八月
遠距離恋愛中のアラサー。 料理はつくるのも食べるのもすき。映画や海外ドラマ、時代劇をよく観る。