日本酒には和食でしょ? 洋食とは合わないのでは? と言われがちな日本酒ですが、最近はそうでもなくなってきているんです。
瓶に詰めてから自然に発泡する微炭酸のシャンパンのようなお酒や、最初から発泡するように作られたお酒も出てきています。発泡するお酒では、宮城の一ノ蔵(いちのくら)さんのすず音(すずね)が有名。女性でも飲みやすいお酒でおすすめです。

そんな洋食とも合う日本酒ということで、思い出したのが、5月に行われた伊勢志摩サミット。こちらで出された日本酒が今、大ブームになっているのです。
その日本酒の一つが、作(ざく)という三重県は鈴鹿のお酒。ガンダムファンも、琴線に触れてしまうような名前です。

この一大ブームが来ている「作」というお酒と、「作」が作られている三重県は鈴鹿に鎮座する道ひらきの神・猿田彦命(さるたひこのみこと)とその奥様といわれる神・天之鈿女命(あまのうづめのみこと)について今回は書いていきたいと思います。

日本の大地からの恵み ~日本酒と神様をめぐる~vol.4

日本酒造りに適した鈴鹿山脈の伏流水と伊勢平野の米で醸した上質な味わい
清水清三郎商店さんの「作」を味わう

今回ご紹介するのは、伊勢志摩(いせしま)サミットで飲まれた作(ざく)。

作は、三重県は鈴鹿で醸(かも)されているお酒。麹に水を加え、酒・醤油を醸造することを醸すというため、酒造りは醸すと表現されたりします。
鈴鹿には、鈴鹿山脈という山があり、その地層を長くたどるうちにミネラル等を含み美味しい水になった伏流水が、作の酒造りでは使われています。自然の多く残る鈴鹿の山々が育んだ水と、この地伊勢平野で育った地元のお米を、地元出身の杜氏(とうじ)さんが丹精を込めて作っています。

※杜氏とは・・・日本酒の醸造工程を行う職人集団、蔵人(くらびと)の監督者であり、なおかつ酒蔵の最高製造責任者
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写真は、作の中でも、愛山という日本酒好適米(にほんしゅこうてきまい)=酒米(さかまい)で作られた雅の智(みやびのとも)といわれる限定品。
愛山というお米は、「愛船」と「山雄」という酒米を交配して作られていて、歴史あるお米なのですが、大変栽培が難しいのです。そのため非常に効率が悪く、栽培されなくなっていてもおかしくないお米なのですが、剣菱(けんびし)というお酒を造っている、剣菱酒造さんがひっそり栽培していたおかげで、今でも愛山で作ったお酒を我々は、味わうことができます。

この愛山、剣菱酒造さんの独占のお米だったのですが、剣菱酒造さんが阪神大震災で被災、
その後、「十四代」(じゅうよんだい)という日本酒で有名になった高木酒造さんが、この米を引き継ぎ、お酒を造ったことで、この愛山というお米が知られるようになってきました。

この愛山で醸したお酒、甘みと爽やかさが絶妙です。白ワインにも似た味わいとでもいいましょうか。洋食にも合うはずです。

実際のサミットの昼食会で飲まれたのは、「作(ざく)智(さとり)純米大吟醸(じゅんまいだいぎんじょう)滴取り(しづくどり)」といわれる、写真で紹介したもの以上に、出回っている数が少ないお酒。筆者もまだ、お目にかかったことがなく残念。
どこかでみつけたら、ぜひ、飲んでみてくださいね。

「作」のふるさと鈴鹿。縁結びでも名高い、猿田彦大本宮・椿大神社(つばきたいしゃ)

「作」のふるさと鈴鹿で、大きな存在感のある神社といえば、椿大神社(つばきたいしゃ)

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こちらには、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の天孫降臨の際、道案内をしたといわれる猿田彦命(さるたひこのみこと)が主で、祀られています。大変鼻が長く、天狗のような風貌をしていたそうです。猿田彦が命道案内をし、無事に瓊瓊杵尊を目的地の筑紫日向(ちくしひむか)の高千穂までお連れしたことから、猿田彦命は道開き、新たな物事を始めるレールを作ってくれる神として、現在も尊ばれています。

天孫降臨の際、瓊瓊杵尊が天から降ろうとすると、高天原(たかまがはら)を照らす神がおりその照らしていたのが、猿田彦命でした。照らしていた猿田彦命に物怖じしない女性であるあなたが、照らしている者の名を聞きなさいと天照大神に命じられ、話しかけたのが、天之鈿女命(あめのうずめのみこと)でのちに、猿田彦命の妻になったといわれています。

そうしたエピソードもあり、椿大神社は縁結びの神社としても知られ、この神社で結婚式を挙げられる方も多いそうですよ。

奥様の天之鈿女命(あめのうずめのみこと)は、天照大神を天の岩戸から出すのに一役買った!?

先ほど、お話しした猿田彦命の奥様と言われているのが、天之鈿女命(あめのうずめのみこと)。椿大神社の敷地の中には、天之鈿女命が主神で祀られている、鈿女本宮もあります。
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天岩戸にお隠れになった、天照大神を妖艶な歌と踊りで外への興味を引き、出したといわれていることから、芸事の神様としても知られています。最古の踊り子とも言えますね。
こちらには、祝詞にたずさわった天児屋命(あまのこやねのみこと)や、占いにたずさわった太玉命(ふとだまのみこと)も祀られているため、芸事の方のみでなく、占いやカウンセリングを生業とする方も、多く寄進されているようでした。

三重で神社というと伊勢神宮となってしまいがちですが、芸事のますますの進歩を願う方、縁結びを願う方、はたまた、占いやカウンセリングを生業にする方などは、こちらの椿大神社でお参りしてもいいかもしれませんね。

清水清三郎商店
http://seizaburo.jp/


http://zaku.co.jp/

椿大神社
http://www.tsubaki.or.jp/

WRITTEN BY らぶ らどらいと

らぶ らどらいと
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