早春の息吹が身に染む頃となりました。

暖かさが本格的に増す3月を「草木がいよいよ芽吹く月」として弥生(やよひ)と呼ぶようになったそうです。弥生の異称には花見月、夢見月など素敵な呼び名も多くあります。

丁酉の今年は変転変化を取り入れることが運を開く年。

この春風に乗って、いつもとちょっと違った空間を訪れてみてはいかがでしょうか?

今回は神奈川県川崎市の若宮八幡宮をご紹介します。
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川崎大師からも近いこちらの若宮八幡宮は、境内社に毎年4月に行われる「かなまら祭」という奇祭で有名な金山(かなまら)神社をお祀りしています。
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かなまら祭は「商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・夫婦和合」を祈願するもの。

特徴的なのはずばり御神輿。男根を象った神輿が練り歩くという珍しいお祭りなのです。

関東では珍しくなった男根信仰(性信仰)が残る神社であり、日本国外からも多く見学に訪れるほど、海外での知名度も高いお祭りなのです。

金山神社の御祭神は金山比古神(かなやまひこのかみ)、金山比売神(かなやまひめのかみ)の二柱。

神名(かむな)が示すように「金山」を司り、鉱山、鉱業、鍛冶といった技工や金属を守護する神です。

伊邪那美神(イザナミ)が火の神カグズチノカミを生む際に、陰所を火傷し苦しんだおり嘔吐物(多具理たぐり)より化生したという男女の神様です。

鉱山の神であり、一方で夫婦和合、安産、子孫繁栄、安産、下半身の病気平癒に御神徳を賜れると大切に信仰されています。

鉄は火と水を通り鍛えられます。剋されるからこそ磨かれ研ぎ澄まされる。感覚を澄まし深めたい方におすすめなのです。磨いた先にある更なる喜びを掴んでください。

男性器や女性器を崇める性器崇拝は、はるか昔から日本はもとより世界中で「繁栄」と「融合」そして「生命力」のシンボルとして崇められ大切に崇拝されてきました。その伝統は現在も続いています。
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こじんまりとした境内のなかに男根を象った像がありますが、いやらしさはなく自然と元気が湧き上がってくるような感覚に。

性を、古来の日本人は男女が和合し、新たな生命が生み出される神聖なものとして捉え、森羅万象と同じように畏怖と畏敬の念を。

朗らかでおおらかな性への取り組みは、生も死も営みとして受け入れて、自然と共に生きてきたのではないでしょうか。

古代日本の性に対する姿勢は、現代の感覚とは大きく違っていたのかも知れませんね。どことなくあけっぴろげな感じに自然と笑みがこぼれます。
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境内には資料館もあり、性の歴史に触れることもできます。

今年2017年は4月2日がかなまら祭です。男根神輿や奉納演芸など催しものや見所が盛りだくさんです。

普段体験できない空気と熱気に触れて下さい。あくまでもご神事だとお忘れなきよう。

この春は川崎大師と合わせて是非ご参拝を!

WRITTEN BY タカダ メグミ

タカダ メグミ
珈琲をこよなく愛するオンナ。 ボディからのリーディングを得意とする。「心と魂と体=三位一体」心(思...