苦しく感じる「感情」が出てくると、とても辛いですよね。
つい、何がその感情を生んだのか?みたいに、原因分析的なことを始めたり、感情に浸りすぎると余計に苦しくなった経験をされた方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな辛い感情との付き合い方をご紹介したいと思います。

【感情に「いい」も「悪い」もない】

苦しく感じる「感情」が出てくると、つい私たちは「悪い感情」というネイミングや評価をしてしまいがちです。
そして、「悪い感情」は出てきてはいけない、抱いてはいけないという思い込みがある方もいて、「悪い感情を抱く私は未熟なんだ」と、なぜか自分を責めている方もいます。

でも、実は、「感情」には、「いい」も「悪い」もありません。

そして、出てきてはいけない感情というものもありません。

ただ、「自分にとって心地よく感じる感情」か、「自分にとって心地悪く感じる感情」かなだけなのです。

【原因分析をしない】

「心地よく感じる感情」は、どうやって心地よく感じたのかを、ぜひ分析して、繰り返し、ご自分をご機嫌にされるといいと思います。

ただし、「心地悪く感じる感情」に関しては、「何が私を心地悪くしたのか?」という「原因分析」や「犯人捜し」はしない方が楽に付き合えると思います。

なぜなら、「本当の原因」などわからないことが多い、ということと、もし、「原因」が見つかったとしても、その「原因」に対する怒りの感情や責める感情が湧いてきて、さらに苦しくなることが多いと感じるからです。

そして、すでにその怒りの感情をぶつけたり、責めることができなかったり、例えできたとしても、何も解消しないことが多いのではないでしょうか。

【感情に浸るのではなく、感情からのメッセージに耳を傾ける】

suzuki
「心地よく感じる感情」は、ぜひ、飽きるまで浸って、幸せを満喫してください!

ただし、辛く感じる感情は、浸るとさらに深みにはまる危険性があります。

そこでぜひ試していただきたいのが、「辛く感じる感情が発しているメッセージに耳を傾ける」ということです。

まず、「悲しい!」という感情が湧いて来たら、
「あぁ、悲しいんだね……!」と、オウム返しのように受け止めます。

ここで、感情に深く浸り始めたり、「悲しいなんて言っちゃだめだよ!」と否定しないことが重要です!

そして、次に
「今、私に何をしてほしい?」
と、「辛く感じる感情」に尋ねてみてください。

よ~く耳を傾けていると、
「思いっきり泣いて!」や、「自分の頑張りを(あなたに!)認めてもらいたい!」や「もっと私の事を大事にして!」といった要望が聞こえてくると思います。

ぜひ、できる限り、あなたの「感情」の要望を叶えてあげてください。

要望が満たされると、その「感情」は笑顔で昇華していきますよ。

【現在参加者募集中のイベント一覧はこちら】
【「エネルギーセッション」モニター50名様募集中】



WRITTEN BY 涼木 ゆかこ

涼木 ゆかこ
★Blossomy*Life Labo 代表 涼木(すずき)ゆかこ 大学で心理学を学び、民間の研究...