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・親身になって話を聴くときの落とし穴!?


出典:無料素材画像 写真AC

好きな人が悩んでいたら、親身になって話を聴きたいと思いますよね。
だけど、好きだからこそ、聴き上手になれないこともあるんです。
こんな心理実験があります。

実験協力者をAとBの2つのグループにわけてある問題を出し、各自で答えを考えてもらいます。
Aチームには、「ある囚人が塔から逃げようとしていたときに、ロープを見つけました。ところが、ロープは安全に地面まで降りられる長さの半分しかありません。どうする?」という問題を出しました。
この場合、Aチームの34%の人はすぐに答えられませんでした。

一方、Bチームには、「囚人であるあなたは塔から逃げようとしていたときに、ロープを見つけました。ところが、ロープは安全に地面まで降りられる長さの半分しかありません。どうする?」という問題を出しました。
すると、52%の人がすぐに答えられないという結果になりました。





・「自分だったら」と考えるうちに、彼の心を見失ってしまう……

この実験から、問題は自分の身に起こっていることだと考えると、答えを出すのに時間がかかることがわかります。
悩んでいる人よりも第三者のほうが状況を冷静に見ているので、問題の解決法を見つけやすいものです。
好きな人の話を親身になって聴こうとするあまり、「自分だったらどうするだろう」と考えて、解決から遠ざかってしまうこともあるのです。
それどころか、解決策を考えてばかりで、会話中にうわの空になってしまうことも。
「自分だったら……」と考えるよりも、好きな人の辛い思いを汲み取って、その気持ちを理解しようとすることのほうが大切です。

・いろんな解決策を出すことも大事!


出典:無料素材画像 写真AC

ちなみにこの問題の答えは、「ロープをタテに半分に切って結び合わせ、2倍の長さにして下まで降りる」でした。
この答えに不満を感じる人もいるかもしれませんが……そんなときは、ほかの選択肢を考えてみるのがおすすめです。
答えを1つにしぼらずに、いろんな角度から問題を見るのも、聴き上手になる秘訣です。
好きな人が自分なりの解決策を出したとき、あなたの考えとは違うものだったとします。そのときに、自分とは違う価値観を認め、「もっと詳しく教えて」と伝えましょう。
そうすれば、彼は自分が出した答えに自信を持ち、行動に移すことができます。
話を聴いてくれたあなたに感謝して、「もっと一緒にいたい」と感じるはずですよ。


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恋愛心理カウンセラー:美濃部由紀

WRITTEN BY 谷本 由紀

谷本 由紀
心理カウンセラー/マインドフルネスインストラクター 20代は恋愛心理学や占い、モテテクニックの研究...