・身近に幸せな人がいると、自分の幸せ度もアップする


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アメリカのハーバード大学で行った、幸せ度に関する調査があります。
1万2千人以上の対象者を30年間に渡って追跡する調査を行いました。対象者に幸せを感じているかどうかを質問し、人間関係との関連性を分析するという内容です。
その結果、いつも接している家族や友達が幸せを感じていると、その人も幸せを感じる可能性が15%アップすることがわかりました。
つまり、周りの人が幸せであれば、自分も幸せを感じられるということです。





・幸せネットワークを築こう! 幸せな人は多ければ多いほどいい

SNSで幸せアピールをしている友達を見ると、イラッとしてしまう。
自分がうまくいっていないときは、人と比べてしまうことってありますよね……。
ですが、周りに幸せな人が多いほど、自分も幸せになる可能性が高まるのです。

先ほどの調査では、「友達の友達」の幸せ度がその人に影響が与えることもわかっています。
たとえば、あなたにAさんという友達がいて、あなたが直接知らないBさんが結婚したという話を、Aさんから聴きます。
AさんはBさんの友達なので、Bさんが幸せになることでAさんが幸せを感じる度合いが15%アップしているといえます。
一方、あなたはBさんのことを知りませんが、AさんからBさんの話を聴いただけで、なんとAさんを介して、あなたの幸せ度が10%も上昇するのです!

まったく知らない友達の友達の話を聴くだけで、勝手に自分の幸せ度が上がってしまうのは驚きですよね。
このことから、周りに幸せな人が多ければ多いほどいいといえます。

・幸せのおすそわけをもらうには、「友達の友達の友達」の幸せを願うといい!?


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さらに、この調査によると、幸せは3人まで伝染することがわかっています。
あなたの直接の友達であるAさんが1人目、その友達のBさんが2人目、その友達のCさんが3人目というように数えます。
CさんはAさんすら会ったことがないかもしれない人です。

それにも関わらず、そんな間柄のCさんの幸せな話を聴くことで、あなたの幸せ度が6%上昇する可能性があるのです。
SNSで友達の友達の近況がシェアされるなど、直接の友達ではない人の幸せに触れる機会が多い時代です。

「わたしだけ幸せじゃない」と寂しさを感じるときほど、身近な人の幸せを祝福しましょう。それが、あなたが幸せになる近道だからです。





恋愛心理カウンセラー:美濃部由紀

WRITTEN BY 谷本 由紀

谷本 由紀
心理カウンセラー/マインドフルネスインストラクター 20代は恋愛心理学や占い、モテテクニックの研究...