歴史的観点から見た、独裁者の運命


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1939年8月31日、突如ドイツ軍はポーランド国境を越えて進軍し、ワルシャワに無差別爆撃をするなどして第二次世界大戦が勃発した。
現代では、独裁者の代名詞としてアドルフ・ヒトラー総統は悪役として世界中の映画から日本のアニメでも定着している。
ヒトラーの横暴な考えは常に「より偉大なものに挑戦する」という独りよがりな発想でした。危険な政策もはらんでおり、ユダヤの人々を弾圧するなど強権的な政策を取ってきました。

ヒトラーの横暴な考えは一見すると中途過程で成功しているときには正しいように見えても、結果的にドイツは第二次世界大戦に敗北し、ヒトラーは地下防空壕で自殺しています。
ヒトラーは大衆をひきつける演説の技術が優れていたことが知られています。ヒトラーいわく、「嘘は大きければ大きいほど良い」という傲慢な発言を部下に残しています。横暴、傲慢、そして尊大な自信家は、フラストレーションがある当時のドイツ国民の一部には支持されましたが、一方で反体制派を秘密警察「SS」などを使い、強制労働や暗殺などで弾圧しました。





社会においてでも「結果を出すため」に横暴な考えはNG


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入社して気をつけなければならないのは、どのような仕事であっても「結果を出すために何をしてもよい」と思いこむことです。今、日本でもコンプライアンス(法令順守)が問題になる企業がニュースに取り上げられることをよく目にします。短期的な結果を出すために、あらゆる手段を選ぶようになれば、それは破滅したヒトラーの思考と同じことになる危険があることを知るべきです。

心理学の考え方の一つに「嘘が一度認められば、次はもっと大きな嘘をつきやすくなる」という分析方法があります。最初は誰しも小さな気持ちで嘘をついていても、それが日常になると、嘘はさらに拡大し、それが定着してしまうことになってしまうのです。これは大変危険なことです。現実と妄想が混同し、そして結果だけに注目してしまう独りよがりの「裸の王様」になってしまう可能性があります。現在、某国の政治指導者に対して、アメリカのジャーナリズムの権威の一つである、ニューヨークタイムスの記者は「某国は地球上で最も破綻した国家」と厳しい指摘をしています。国民を飢えさせ、軍備を増強する某国の催事指導者の考え方は、1945年に敗戦前に防戦一方で敗戦を引き伸ばすことにしか興味がなかったヒトラーと重なる部分は少なくないでしょう。

中途の過程がたとえ一時は周囲に認められたとしても、横暴や傲慢さが身についてしまうと、最終的に大きな「しっぺ返し」がある危険にはぜひ、どこか記憶にとどめていただきたいと思っています。





心理学ライター:響孝二

WRITTEN BY 響孝二

響孝二
新聞記者、心理学ライター 1977年生まれ 北海道出身 公立高校を皆勤賞で卒業後、国立室蘭工業...