2016年12月3日(土)川崎クラブチッタにて聴覚障がい者アーティストによる日本最大級の手話エンターテイメント・チャリティーライヴD’LIVEvol.13が開催されました。

前回、手話パフォーマンスイベントD’LIVE主宰のコヤマドライビングスクールさんへ直前インタビューにてD’LIVEへの熱い想いを聞かせていただいたウラスピナビ編集部Hが、本番のライブイベントへ突入!

熱く圧倒的な手話パフォーマンスライブの模様と、素敵なパフォーマンスを見せてくれた手話アーティストの想い、そしてこのD’LIVEを支えてくれた手話ボランティアの学生さんたちの声を伝えます。

手話アーティストemiの手話パフォーマンスに対する熱い気持ち

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開演前、準備中の合間を縫い、手話アーティストemiさんにお話を聴けました。
青いドレスに笑顔が印象的なemiさんは、明るく華やかな女性。
手話通訳を通し、D’LIVEへの想いを語ってもらいました。

編集部H「emiさんが手話アーティストを目指したきっかけはなんですか?」
emi「このD’LIVEのライブがきっかけです。
参加をしてみないかと言われ、今までダンスだけだったのですが、私の普段のコミュニケーションの手話を使って手話歌にしてみようと思って手話歌に挑戦してみました
編集部H「手話歌を通して伝えたい想いを教えて下さい」
emi「普段、使っているコミュニケーションの中で手話があるんですけど、歌は気持ちを表現できます。そういう表現があるからこそ、歌詞通りではなく自分の気持ちを伝えられるように手話を出していきます。手話だけ見ると、少し難しいというイメージを持たれている方も多いと思います。
でも、なぜか不思議なことに、歌っている時に手話を使うと覚えられるという方が多いのです。だから手話歌をきっかけに手話に興味を持ってもらいたいです

編集部H「では、最後にメッセージをお願いします」
emi例えば、夢があるときや、悔しさとか寂しさとか色んな想いを持っている人達が来て、耳が聴こえなくともやればできると感じて欲しいです。
そして、手話歌を通して元気を貰えたとか、見終わった後に、みんなが幸せになれたら良いなと思っています。楽しんで貰いたいです

手話ボランティアスタッフ学生の想い

D’LIVEライブに欠かせないのが、近隣の高校、大学生の手話サークルによるボランティアスタッフ。
D’LIVEを支える大切な戦力としての彼らに、手話とD’LIVEへの想いを語ってもらいました。

「私は高校で手話部に入っています。出演アーティストさんは耳が聞えないって言われないと分からないくらい、激しいダンスを繰り広げられていて凄いなって思いました(客席案内担当・高校2年女子Yさん)

「D’LIVEのボランティアスタッフのことを先輩方に聞いてやってみたいと思って参加しました。手話ライブは今回初めて観たんですけど、踊りながら、手話を使いながら両方できて凄いなって思いました。(客席案内担当・高校1年女子Tさん)

手話を学び始めて、こういう広い場所で使う機会は滅多にないし、日常生活においても手話をやる機会は少ないので、自分の今までの活動の成果を生かしたいのでスタッフ参加しました。今日のライブをきっかけに、手話がどういうものがあるか興味を持っていただけたら嬉しいです」(ロビーバー担当・大学1年女子Tさん)

「手話を始めたのは、大学の新入生歓迎会の時に軽い感じで誘われたという些細なきっかけですが、コミュニケーションツールとして手話って凄いなって思いました。去年もスタッフとして参加させてもらいましたが、今年もまた凄いライブが観られると思うと楽しみです」(楽屋担当・大学3年男子Hさん)

「去年先輩がD’LIVEのスタッフをしていて、スタッフになればチケット買わなくても観られるので(笑)参加しました。手話アーティストさんは音が聴こえないのにタイミングを合わせられるのは凄いし、みんなで作っている一体感が凄く良いと思います(関係者入口警備担当・大学2年男子Iさん)

※圧巻の手話ライブのレポは後編にて!

WRITTEN BY ウラスピナビ 編集部

ウラスピナビ 編集部
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