子育て中、毎日どうしたらいいか頭を悩ませている親御さんも多いのではないでしょうか。

ついイライラしたり怒って一日が終わってしまい、うまく子供との関係が築けない。そんな悩みに「マインドフルネス」な子育てについてアドバイスをくれる本をご紹介します。

 

エックハルト・トールの『子育て』の魔法

 

スーザン・スティフィルマン著  エックハルト・トール監修  町井みゆき訳 徳間書店

スーザンさんは「親は船長のようであるべきだ」と書かれています。船長は「自身をもって冷静に監督する」ということです。「船長」として子育てするというのはどういうことか、どのように在ればよいのかが書かれています。

各章には子育てをする上で出てくる多くの問題に対するカウンセリングを紹介しています。その中で親として望ましい姿を提示し、親が自分に向き合い子供にどう接するのが望ましいかを説明しています。10章+実践編からピックアップしてご紹介します。

 

●第1章 「私たちは最高の先生と暮らしている」

子供に対して強い感情が湧くときは、大人自身がその感情に向き合う必要があることを教えてくれているそうです。子供の言動によって親に強い怒りがわいたときには、親自身がその感情を評価せずに受け止めることが大切ということです。大人自身が過去に持った心の傷を癒すことが子供と信頼関係を作る上での基盤になるそうです。

 

●第5章 「『自分を愛し、自分を知る』手本となる」

ここでは、自分を大切にすることの一つとして電子機器より三次元でのリアルな体験を大切にしよう、というものが紹介されています。分かってはいるけれど、とても難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。この問題についてのアドバイスがこの章に書かれています。

その他に、自分の体を大切にすること、「何も決められていない」時間を作ることなどが挙げられています。それらを子供に与える前に、まずは親自身が意識的に自分を大切にすることが必要なようです。

●第9章 「ストレスに立ち向かう子供の力になる」

家族としっかりとした信頼関係を築くことができた子供は、ストレスに対し上手に対応することができるそうです。親がいろいろな状況に対して柔軟に対応することや、笑いを生活に取り入れることでストレスを上手に軽くする姿勢を示すことが大切だと説いています。
子供のどんな相談もうろたえずに受け止める力が親には必要で、それが「船長」としての親の在り方となるそうです。

大人も子供もストレスを感じたとき、「マインドフルネス『好奇心と客観的な意識をもって今起こっていることに気持ちを集中すること』」を身につければ、ストレスに対し冷静に対応できるそうです。親子でできる簡単なマインドフルネスの練習方法も紹介されています。ぜひ挑戦してみてください。

 

●実践編 「さあ、あなたも踏み出そう」

マインドフルネスを育児の場に根付かせるために、以下のような具体的なアドバイスが紹介されています。

「マインドフルネスと気づきのための方法」
「子供の激しい感情を抑えるための方法」
「心からくつろぐための方法」
「家族みんなでできる方法」
「幸せで充実した人生の手本を見せるための方法」
「親が自分でできる方法」

 

上記から「三十秒間感謝するエクササイズ」をやってみました。イライラから「感謝」に意識をあてることで散漫になっていたエネルギーが自分の中心に取り戻せ、落ち着いて子供に接することができたように思います。親子の信頼関係を作る上で役に立つアドバイスが満載の章です。

この本を通して、子育ては親自身の学びの場そのものであり、自分を生きることが子供の手本にもなるということを感じました。子育ては、本当に感情が大きく揺さぶられることや問題が次々とやってきます! 育児の場を通して、子育ての船長だけでなく親自身の人生の真の船長となる機会を与えられているのかもしれません。
せっかく与えられた子育ての機会をより豊かなものにするために、ぜひ読んでいただきたいです。

 

スピリチュアルライター:逢坂朋代

WRITTEN BY 逢坂 朋代

逢坂 朋代
「スピリチュアル好き」の主婦であり、占星術の鑑定もしています。 現在子育て奮闘中。 精神世界・ス...