何でこどもの日に鯉のぼりを飾るのか? その由来や歴史とは

 


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実は鯉のぼりではなく武者のぼりだった?

端午の節句が定着したのは、実は「江戸時代」から。当時の庭に立てられていたのは、鯉のぼりではなく、「武者のぼり」と言われているものだったのです。これは、戦国武将の「旗指物(はたさしもの)」からきていて、室町時代には「虫干し」のついでに旗指物を一緒に干していたのだとか……。それを庶民が真似し始めたところから、鯉のぼりの原型である「武者のぼり」が立てられたのです。旗指物との違いは、「家紋」があるのかどうか。武者のぼりの方には「金太郎」や「武者」が描かれていたそうです。正しくは「絵のぼり」という呼び方が正しいと言われています。



それじゃ鯉のぼりの原型は?

鯉のぼりの原型は、「江戸時代の中期」からです。その武者のぼりの中でも、「立身出世」を願って「鯉(こい)の滝のぼり」が描かれることが多く、その小さな旗から今の鯉のぼりの原型が作られました。しかし、そのときもまだ平面だったのだとか……。立体になったのは、じつは「明治時代ごろ」だといわれています。

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色は初め黒だけだった!?

今の鯉のぼりと言えば、「黒=父親」、「赤=母親」、「青=子供」を指しているものですが、江戸時代時点では、黒の真鯉だけだったそうです。緋鯉は当時「錦鯉(にしきごい)」をイメージしていたようで、これが子供を意味していました。そこから、青い鯉が出てきて子供を意味するようになったのは、さらに前に進んで「昭和時代」からなのです。そのため、初めから決まっていたのは、黒の真鯉だけでした。黒は「冬」を表し、さらに水を象徴することから、「大黒柱」という意味を込めて父親を象徴しています。そして、赤は夏。そして、日を象徴することから、温かく家族を守る存在として母親をイメージしているのです。また、青は春の象徴であり、すくすくと育つ木を象徴しているのだとか。そのため、この3匹の鯉は、温かい家族を表しているのでしょう。



実は鯉のぼりの由来など、知らないことは多いもの。ですから、これを機会に一度深く触れてみるのも良いでしょう。そこから、知識も増えますし、周りから一目置かれる存在になりますよ。

 

占いコラムニスト:水守湊

WRITTEN BY 水守 湊

水守 湊
シナリオライター。パワーストーンがもたらす効果が「オシャレ」&「幸運」だと気がついて、「占い」の世界...