・怒りを上手にコントロールする


出典:無料素材画像 写真AC

こみ上げてくる怒りを上手に表出するには、感情をコントロールすることが必要です。
ただ闇雲に怒ったり、文句を言いつけたりするのは簡単ですが、その後の人間関係が悪くなりますし、職場にいづらくなります。
コントロールするにはまず、怒りという感情を抑え、それを社会的な規範に沿う形で表現するのが肝心です。
これには心身の動揺を抑えるためのリラクゼーションや、怒りを感じる対象から離れる気晴らしなどがあげられるでしょう。
そして、怒りを感じている体験や理由を整理して、一旦落ち着くことも欠かせません。
これは怒りの原因を合理的に考え、冷静に物事を判断するようにし、解決策を見出すために有効です。
いかに怒りを鎮め、その原因に対して解決策を模索していくことが大切であり、単純に怒りを爆発させてしまっては何の解決にもなりません。





・まずは深呼吸して冷静に分析をする


出典:無料素材画像 写真AC

新人が職場で怒りを感じる原因は様々でしょうが、例えば仕事でミスをして上司に怒られ、上司に対して苛立ちを感じることがあるかと思います。
この状況で自分から上司に対して怒りを爆発させるのは適切ではありませんし、自分のミスが原因なため、いわゆる逆ギレに当たる行為です。
その場はひとまず謝り、深呼吸して気持ちを落ち着かせましょう。
深呼吸は手軽に行える怒りの鎮め方で、腹式呼吸で吐く時間を長くするようにして行います。
冷静になってから、なぜ怒られたのかを分析しますが、仕事のミスで怒られるとするならば、単純な失敗、言われたことが出来ていない、同じミスをしている、などがあげられるでしょう。怒られた原因がわかれば、自ずと解決策も見えてきます。
ただ原因を見つけるだけでは、同じミスをまた繰り返して怒られる可能性があるため、解決策を見つけるのがとても大切です。
その上で上司に対して、「〇〇が原因でミスをしてしまいました。申し訳ございません。今後は〇〇を意識して改善していきます」というように謝れば、上司の怒りも少しは静まる事でしょう。

原因を見つけ、解決に導くことが自身の怒りを鎮めるのと共に、相手に悪く思われないために重要です。





心理学ライター:響孝二

WRITTEN BY 響孝二

響孝二
新聞記者、心理学ライター 1977年生まれ 北海道出身 公立高校を皆勤賞で卒業後、国立室蘭工業...