早いもので、今年も残すところ僅かとなりました。
皆様にとって、平成29年とはどういう年であったでしょうか。
個人的には、こちらのサイトを含め複数の占いメディアで連載を持たせて頂いたり、占いのトークアプリをスタートさせ1,000名を超える方に登録をして頂いたりと、占い師として多くの方々に自分という人間を知って頂けた、忘れられない一年となりました。心より、感謝申し上げます。

時代の移り変わりで男の子、女の子の名前のトレンドも変わる


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今年も、各種メディアで赤ちゃんの命名ランキングが発表される時期になりました。
姓名学者として、今年も私は多くの新生児の命名に携わってきました。時代の流れとともに、赤ちゃんに名付けられる名前にも、“流行り廃り”というものがあります。

たとえば、大正時代が始まった100年ほど前は男の子に“正一”、昭和時代の初期には女の子に“昭子”、そして平成元年には“翔平”“成美”など、元号から一字をとった命名が流行りました。また、太平洋戦争中は“勇”“功” “勲” “勝” など、まさに戦争に勝つという意味での時代性が色濃く出た男児名が人気を集めました。名前を観ると、その時代の雰囲気を読み取ることができると言えるでしょう。

名づけランキングトップの“悠”と“結”、その後の人生にどう影響を及ぼすか

この1~2年の流行の漢字、名前を観てみると、男児名には“悠”、女児名は“結”の字が多く命名では使われています。どちらも物腰が柔らかく、美しいものを愛し感性が豊か、といったサラウンドパワーが“込められている“ゆ”の音で始まる字です。現代が殺伐としているのか、自分の子供にはゆったり、ゆっくりと生きてほしいとご両親が願って名付けるのかもしれません。

“悠”の字源は「人の背中に水を流し、ゆったりと手で洗う姿から来た、会意兼形声文字」です。このウラスピNaviの連載第1回記事でも、“悠”の字について取り上げています。こちらをご参照ください。
名前は一生の“お守り” 吉運を呼び込む“人名に使った方がいい漢字”を知ろう
大変良い意味での吉字で、次代の天皇となる親王殿下のお名前にも、この漢字が入っています。これからも、長期間に亘って人気を集める字となるでしょう。
“結”の字は糸+吉の形声文字ですが、つくりの吉の上部分が刃物の形を表しており、緊張する、終わる、気分が憂鬱になるといった意味も込められています。女性は美貌に恵まれますが、この凶意で離婚など、ポジティブなパブリックイメージが強いこの字とは裏腹に、不運な出来事に見舞われることもあるようです。命名に際しては、この字を使う時は細心の注意を払うべきと言えるでしょう。





名前は漢字一字名やひらがなではなく、しっかりとした漢字二文字で名付けるべし


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2010年代に入ってからの命名の顕著な傾向として、男子名には“湊” “蓮” “蒼” “新”“岳”など、漢字一字名の台頭が目立ちます。特撮やヒーローもののドラマの主人公などに一字名の役名が多く、そこから取ったものとも考えられますが、姓名のバランスとしては、姓が一文字(例:“森”、“谷”)、二文字(例:“鈴木”、“渡辺”)、三文字(例:“長谷川”、“五十嵐”)と何文字であるかにかかわらず、名前は二文字以上が適と言えます。名前が一字のみの人は、人生の土台がグラグラし、決断力に欠けたり好機を逃すなど、人生の土台がグラグラと揺れ動く暗示があります。
また、“さくら”や“ひなた”などの、女児向けの人気のひらがな名で名づけを行った場合、病気や事故をはねかえす免疫力が低下し、精神的に脆かったり、心の病気にかかる暗示も見受けられます。これらのことに留意し、名前は、しっかりとした漢字二文字以上での命名をお勧めします。

皆様に、笑顔の絶えない、素敵な冬が舞い降りますように祈念しております。
今年も一年、ご愛読頂きましてありがとうございました。





姓名学者:八田靖彦

WRITTEN BY 八田靖彦

八田靖彦
幼少期より日本史に親しみ、日本語の持つ言語的特質に着目。独学で姓名学の研究に入る。早稲田大学在学中よ...