姓名は下の名前だけでなく、姓も含めて全て取り換えることが可能


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2000年代初頭に起こったスピリチュアル・ブーム以降、メジャーな占いの一角であった姓名判断にも、改めてスポットライトが当たることになりました。スピリチュアル関係のテレビ番組も多く登場しましたが、そのホスト役を務めた著名歌手が姓名判断にも造詣が深く、ゲストで登場した後輩の芸能人に、時にはその場で芸名の改名を勧め、そのゲストが後に正式に改名(例:「智江」を「智恵」に)するなどして、話題になったためです。人にはそれぞれ魂の課題があるので、改名した芸能人が全て成功しているわけではありませんが、強いパワーを持った人物の勧め、選定によって生まれた名前は、やはり大きな成功を約束するパワーを秘めていると言えましょう。

一般に改名は「名前のみ可能」と言われますが、実は姓も名も全て変更が可能です。
私も現在まで改名の相談を幾つも受けてきましたが、強力な画数や音霊を秘めた「通称」を、名実共に「本名」にするにはどうすればよいでしょうか。
以下に、その手順を示したいと思います。





戸籍名をスムーズに変更して、新しい人生を始めるために


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日本で戸籍上の名前を変更するには、家庭裁判所に改名の訴えを起こす必要があります。
氏名の変更を希望する理由としては、大きく分けると、

①普通に読めない名前(珍名、奇名)を保持することで、社会的に不利益を被る場合
②出家して、僧職などに就いた場合(法名を本名とする場合)
③通称として長年使用し、戸籍名よりも通称の方が社会的に浸透している場合

の3つとなります。

本題の③の前に、①②について述べます。①の場合は、「その名前のせいで、子供がいじめを受けたりする」という理由などの場合、すぐに認められるケースが多いようです。

例を挙げましょう。
かつて、日本の歴史に名を残す政治家がいました。与党幹事長や大蔵大臣を歴任したその政治家は、遂に、内閣総理大臣に就任。国民的な人気を得て、まさに天下の絶頂にいました。その頃、総理大臣にまで上り詰めた彼のその出世にあやかり、産まれた子供に、総理と同じ名前を名付けた親がいました。「いつか、今の総理のような、大人物になってほしい」という、親としては当然の願いから込められた命名であったのでしょう。
しかし、その総理大臣は自身の政治資金問題で総理を辞めた後に逮捕されるという事態に。その事件が起きたあと、元総理大臣と同じ名前(一般ではあまり見かけない珍名)を持ったその子は、学校で猛烈ないじめに遭ってしまったといいます。
その子の親が改名の訴えを起こして、実際に改名が認められたケースです。

②は、文字通り俗世間を離れて、神仏に帰するためが改名の理由です。
社会的にも益となることなので、当然の如く、家裁でもすんなり申請が認められやすいと言えます。

さて③ですが、家裁備え付けの「名の変更の申立書」に、希望の新しい名前など必要事項を記して提出。受理後、1ヶ月程度で“変更が本当に必要な境遇にあるのか”を見定める審理が行われます。

この審理では、「長年通称として希望の名前を社会的に使用してきた証拠」がモノを言う。年賀状、友人からの手紙、名刺など、“その名前をいかに長く社会で使用し、認められているか”が審理の基準となります。
許可が下りれば、晴れて住所のある役所で戸籍変更をして完了という運びです。
改名に際しては、通名の5年以上の徹底的な社会での使用がまずは条件といって良いでしょう。
それまで“良い音霊・画数・意味を持った通称”を徹底して使い、まずは周囲の生活から変えることを考えてみてください。
その上で、戸籍も変更すれば完璧と言えるでしょう。

皆さんの人生がより良いものになるよう、心より祈っています。





姓名学者:八田靖彦

WRITTEN BY 八田靖彦

八田靖彦
幼少期より日本史に親しみ、日本語の持つ言語的特質に着目。独学で姓名学の研究に入る。 早稲田大学在学...