普段から化粧をするときには欠かせない口紅。しかし、そのルーツがどんなものか、そこまで気にしたことがないかもしれません。一度、その起源を知っておけば、普段よりも楽しみながら化粧ができるようになると共に、話題としても取り上げやすいものでしょう。


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実は「玉虫色」!? 現在とは違う江戸の紅

基本的に口紅といえば「赤」だと答える人は殆どでしょう。しかし、江戸時代からずっと続いている紅屋の伊勢半本店で作り出される紅は初め「玉虫色」をしているのです。その色はとてもキレイですが、ここから鮮やかな紅が生まれるとはあまり想像できません。そのお店独特の製法で作られた紅は、一度玉虫色に光るのです。使うときは、「お猪口」の周りに塗ってある紅を、水を含ませた紅筆で溶くことにより、とても鮮やかな赤へと色を変化させます。この伊勢半本店が作るものは「小町紅」と呼ばれているようです。




今のリップができたのは、実は大正時代だった?

今までは和風の化粧として紅を使っていましたが、その化粧は普段からというわけではなく、大切な日に使うものでした。しかし、時代は進み大正時代になってからは、「棒口紅」と呼ばれ「スティックタイプ」の口紅が作られたのです。それ以前にも、輸入品でスティックタイプのものはありましたが、とても高価で上流階級の人たちしか使えないものでした。しかし、国産の棒口紅はお手軽で、その時代ではとても画期的なアイテムだったのです。形状は今とは違い、棒の中にそのまま口紅が入っている状態。そこから、次第に「押し出し式」を発明し、後20年ほど経ってから今の「繰り出し式」が生まれたのです。


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口紅を送ることにも実は意味がある!

コンパクトでお手軽な口紅ですが、それをプレゼントで渡すことに、実は隠された意味があったのです。それは、「あなたにキスがしたい」というもの。とても情熱的な気持ちが込められています。中には、「お返しは少しずつ自分の唇に返して欲しい」と言ってプレゼントする人もいるとか……。それだけ、唇というワードや口紅の印象がとてもセクシーなものだという証拠になります。もし、異性からそういったプレゼントをされた場合、少し意識をしてみると良いかもしれません。あなたも、ドキドキしてしまうかも。

今回は、口紅のルーツとプレゼントする場合の意味を取り上げてみました。玉虫色から紅に変化するという口紅を作った江戸の人は、現代の人と同じようにとてもオシャレだったのかもしれません。




占いコラムニスト:水守湊

WRITTEN BY 水守 湊

水守 湊
シナリオライター。パワーストーンがもたらす効果が「オシャレ」&「幸運」だと気がついて、「占い」の世界...